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それは夕方、西友の食品売り場に行った時だった。おお!美味しそうな”しらす”のパックの山の中に、一つだけ赤く輝く半額シールを発見!迷わずカゴにポイと入れる。おお!お父さんが喜ぶ糠ニシンが1本98円!コレも、備え付けのビニール袋に入れてカゴに入れた。
お肉や白菜もカゴに入れて、レジに並ぼうとしたその瞬間、いつもと違う光景に驚愕した。やや、ここれはいったい・・・・
混雑しているレジ達の右側に、見た事のないレジがズラリと並んでいるのだ。
それは黒く、所々の金属部分が不気味に光っている。
まるで映画スターウォーズに登場する悪役、ダース・ベイダーのようだ。
しそれにしても、普通のレジ達には何人ものお客さんが列をなしているというのに、そのレジには誰も行こうとしない、無人のレジだ。そうか、このダース・ベイダーはセルフなんだ。
レジにやって来たおばちゃん達は、みんなそこで一瞬ちゅうちょしている。それからソロ~リと店員さんのいるレジに吸い寄せられて行く。大抵の物には動じないおばちゃんも、最新技術にはちと弱い。
するとそこへ若い女性が、セルフのレジにカゴを押して行ったではないか。おお~・・・
あら?店員さんが立っている。取り扱いを教えてくれる店員さんが、傍にちゃんといたんでしょや。な~んだ。
・・・・・や、やっぱしさあ、セルフぐらいできなきゃねー。終わるのも早いしさー。
台の上にカゴを置いて、商品を恐る恐る通すと・・ピ!おお~・・
次はこの半額シールの付いた”しらす”だわ。
「あ、あの、この半額のはどうすればいいんですか?」
「いらっしゃいませ。お任せ下さい」ピッピッピッ「はい、次をどうぞ」
半額の”しらす”が無事通過した。
「あ、あの、この袋に入れた魚はどうすればいいんですか?」
ピッピッピッ「はい、次をどうぞ」
糠ニシンもさらに通過。
「終わりましたら、この『おわり』のボタンを押して下さい」
ほーらほらね、ダース・ベイダーのレジなんか、な~んもさ(どーって事ない)。
混雑しているあっちのレジを尻目に、私はいち早くレジを通過しちゃったさ。
やっぱし最新技術を使わなきゃ世の中から取り残されるっちゅうもんさ。
荷台は計りになっていて、ピッと通過する商品の前と後の重さを機械が覚えていたり、その他の監視体制も厳重らしいから、悪い事もできない仕組みになっているらしい。
これでもう大丈夫。次回もセルフでやっちゃうぞ。あと必要なのは、セルフのレジに足をむける、ちっちゃい勇気だけだべさ。
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