ツチアケビ(土木通)の実がなっていました。
薄暗いヤブの中に、ちょっとオドロオドロしい真っ赤な赤い実を初めて見た時はドキっとしたもね。
緑色をどこにも持たず、なんだかちょっと薄気味悪い、不思議な植物です。
ところが、ツチアケビの花を見た時はその美しさにまたまたびっくり。
黄色と言うべきかそれとも金色と言うべきなのか。満開になると、そこだけ輝いて明るく見えちゃったくらいです。
こちらは以前、花の写真を撮ったもの。
PR
ツチアケビは、毎年 同じ場所に花が咲くので、多年草のようです。
以前、北海道新聞にツチアケビのことが載っていたことがあったので、切り抜いておきました。それによると、
”○背の高さは60~100センチくらい。(そうそう、写真のツチアケビは60センチくらいの高さでした)
○ 葉緑素を持たない。(見たとおり、葉はなく、茎の色は赤茶色です)
○ナラタケ菌と共存して、養分は菌類からとっている。
○バナナのような赤い実は薬用になる部分で『土通草(どつうそう)』と呼ばれる。日本独自の薬草で、強壮、強精などの効用がある。
光合成をしないで、栄養を菌類に頼って成長するなんて、すんごいことを考えるもんだ。
生き残るために、みんなと違うことを考える、そのやり方がハンパない。
PR