北海道・札幌発・だべさ通信5

ナニワズで鬼縛る?

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『ナニワズ』は『別名エゾオニシバリ』
”樹皮が強じんで手ではなかなか折れないため、鬼をも縛ることができるという意味”だそうです。
気になる・・・な~んか気になる・・・どっしてもな~んか気になる。
あんな可憐な花を咲かせる小さな木が、鬼だって縛っちゃえるかもしれないという強いな樹皮を持っているなんて本当かな。確かめに林に行ってこよう。

 

 

まだ天井から木漏れ日が差し込む林の中に、やっぱしそうとは見えない『ナニワズ』が咲いていました。
ちょっと茎を握って曲げてみました。
あら、あんがい柔らかいんだね。
今度はギュ~っと曲げてみました。おお!
しっかりと水分を含んでいる茎は、曲げようをする力に逆らわず、かと言って決して従わず、柔軟に抵抗しようとします。

 

 

枝を1本摘んでみようか。割り箸より細い枝なのにクネっと曲げても折れません。
こっちに曲げて、あっちに曲げて、クネクネ グリグリ。それでもググっと強く引っ張ったらね、す~っとスジにそって枝が取れました。
なるほど、道具を使わずにこの花を摘むのはちょっと大変です。
あら、指に汁が付いちゃった・・・・指を鼻に近づけると・・う、あおくさ!
そうだ、この木には毒があって、それをアイヌの人たちは毒矢に使っていたんだっけ。

 

 

結果・・林に花を咲かせていた『ナニワズ』の樹皮は、確かに強靭で柔軟でした。
昔の人たちはこの樹皮を使って、丈夫な縄を作ったのかもしれないね。
でも今は違う、訪れた人が、この黄色い花に癒されて、あまりの強い視線に『ナニワズ』の方が金縛りになったべさ。

 

 

 

 

 

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