北海道・札幌発・だべさ通信5

パンのミミは誰のエサ?

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それは一週間ほど前の事です。
あら、カモだ!
公園の林の上を、低空で飛んでいたカモをみつけました。
きっと、池の様子を見に来たんだね。
婆ちゃんはさっそくその事を義姉に電話で話したらしく、今日、義姉は大きなパン屋さんの袋を持ってやってきました。

 

 

「お店にさ、ひと袋だけ残っていたさー」
袋の中身はカモにやるためのパンのミミです。
もう何年も前の事、婆ちゃんがパンをやったカモたちは、今ではすっかりご近所さんとも顔なじみ。
今では毎年やってくるカモたちを、誰とはなしに世話をするようになりました。
池まで歩くのがしんどくなってきた婆ちゃんに変わって、ここ数年は、時々私がパンをやりに行っています。

 

 

義姉が買ってきたパンのミミは、ミミといっても中の部分がいっぱいあってふわふわです。
白い角食(食パン)に、ゴマ入りのパン。ライ麦パンもありますよ。
みんなでのぞき込むと、婆ちゃんはさっそくゴマ入りのパンをつまんでモグモグ食べました。
「んめえなあ」
「どれどれオレも・・・ん、うまいわ」と旦那さんも。
「本当だ〜、美味しいよね〜」ふわふわライ麦パンは、口の中でしっとり甘くなりました。

 

 

こんなに美味しいのをカモにやるのはなんだかもったいない。
「おらは5つくらいもらっていくべよ」婆ちゃんは自分の食べる分を別の袋に入れました。
残ったパンのミミは、このまま事務所に置いておいて、カモが飛んできた時の為にしまっておきます。
さてと、パンをしまっておくか・・・とその前に、誰も見ていないしさ、もう一回つまんじゃったさ。
カモたちよ、いつやって来るのか知らないけれど、その時までに手数料は頂いておくぜ。

 

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