ボルタは、鉄鋼の町、室蘭で生まれた小さな人形。
脇役でしかないただのネジやボルトたちが、とても愛らしい姿を見せてくれます。
すでに沢山の種類のボルタが発売されていますが、今日発売されたのが、『ファイターズボルタ』の第1弾『二刀流ボルタ』。
日本ハムファイターズの大谷選手をモデルに、ピッチャーとバッターがカッコよく表現されていますね。
■ ボルタはボルトやネジでできた鉄の人形
室蘭は、鉄鋼業の全盛期だった昭和を経て、その工場群は今『日本5大工場夜景』の1つと言われるくらいの夜景のスポットになり、観光客を魅了しています。
私もいつか見たいと思っているんだけどね。
そんな中で生まれたボルタは、身長5~6センチのめんこい人形。
ボルトやネジ、ワッシャーやナットなどを組み合わせ、沢山のスタイルの人形が販売されています。
こちらは、室蘭の「道の駅みたら室蘭」の店内に販売されていたボルタたち。
ネジは大小さまざまね。
太さや長さをうまく使い分け、曲げ方のあんばいがまたイイ感じの手足になっています。
ネジの頭のプラス部分のバッテンが目に見えちゃうから面白い。
ちょっと見、カエルっぽいから愛嬌もある。
胴体はボルトね。
普段、大きなボルトをじっくり見ることはそんなにないね。
それだけだとボルトだけれど、ボルタになるとちゃんと胴体になって見えます。
ワッシャーは、ボルタの土台。
いつもはボルトの間に挟まれてるのに、まさか人形の台になるなんて思ってもみなかったべね。
■ それぞれのボルタにはストーリーがある
ボルタは毎月のように新しいボルタが仲間入りしているそうで、室蘭の「道の駅みたら室蘭」に行ったときに見た種類は多くてびっくりでした。
選ぶのに随分迷ってしまいました。
ボルタの魅力のひとつは、それぞれにテーマがあることです。
たとえば『書道をするボルタ』とか『うちわパタパタのボルタ』『ラインダンスのボルタ』などなど・・・
そしてこれ、タイトルは『ラブ・イズ・オーバー』
おお~!
恋に破れ、赤い花束を片手に、ヒザをつき、ガックリうなだれるボルタ。
花は小さな電球です。
この『ラブ・イズ・オーバー』のボルタを見たとき、なんとも哀愁漂う姿に、ついつい自分が重なりました。
♩ラブ・イズ・オーバ〜・・・悲しいけれど〜・・・♩
と思わずくちずさみ、慰めてあげたくなって買っちゃった。
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■ 単純な組み合わせから生まれる想像力
ボルタは、部品が単純なだけにシンプル。
だから、ボルタを見た人それぞれが、思い思いの想像力で、彼らの感情を感じることができる。
決して表舞台に出ることのない縁の下の力持ちたちが表現する人間くささが、ボルタを人気者にさせているのかもしれないですね。
ボルタは「道の駅みたら室蘭」の他、「市役所売店」「地球岬売店シナダ」「室蘭フェリーターミナル売店」などで販売されています。
『ファイターズボルタ』第1弾は、大谷翔平選手モデルと中田翔選手モデルの2種類で、オフィシャルショップや公式通販サイトで販売だそうです。
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