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薄暗い林の中に紫色したエゾトリカブトの花が咲いています。
最初に見つけてからもう10日以上たっているというのに今だにしおれず、花は順番に静かに咲いて実も付いていますね。
トリカブトは、こんなに奇麗に見えるのに、ブスなのであった。
” あんたに言われたくない ” って?
ま確かにね、シワとたるみは美容リームじゃもうお手上げ・・・・
・・・それはさておき、このトリカブトこそ、『ブス』の語源だという事を知ったのは、数年前の事でした。
トリカブトは漢字で書くと「附子」(ブス)と書く。
葉も茎も、どこをとっても猛毒で、アイヌの人たちは昔、エゾトリカブトの汁を矢の先に塗って狩りをしていたそうです。
もちろん、この毒を人間に使えば死んじゃいます!
その、トリカブトの毒に犯された人の表情を見て、ブスにやられたのか・・・・・となり、
不美人な人の事を、いつしか『ブス』と言われるようになったそうです。
ちなみに北海道弁では、『ブス』の事を『みったくない』と言ったりします。
余談だけどさ、海やプールにずっと入っていると、体が冷えて唇が紫になっちゃうっしょ。
私が子どものころは、「唇、ブス色になってるよ!」なんて言ってました。
打撲でできた青タンの事も、『ブス色』という言葉を使います。
間違って使うと人も死なせちゃう『ブス』だけど、正しく使えば、命をも助ける心臓の漢方薬になるそうです。
だから、ブスはサジ加減が大切。
人生を生かすも殺すも、それはブスへの扱い方しだいですぞ。
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