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あれ?お父さん、”めっぱ” (ものもらい)できてるんでないかい?
旦那さんはカガミを見て、「ああ!めっぱだべ!どーりで いずかったもな」と言いました。
北海道では、『ものもらい』の事を『めっぱ』と言ったりします。
私は使わないけど『めんちょ』なんていう男の人もいたわ。
それでね、『めっぱ』は いずいもね。
『いずい』という言葉も方言で、かゆいよな、痛いよな、ムズムズしちゃうような感じの事。
ものもらいができている時の、ほら、あの気になる感覚があるっしょ。
あれが、 『いずい』です。
『めっぱ』は 、『いずい』と表現する代表格だね。
「死んだ婆さん(曾祖母)はよく、ものもらいの事を『バカ』って言ってたっけな」旦那さんが言いました。
あ、私も爺ちゃんから聞いた事あるわ。
「それでな、のもらいができると井戸に行ってな、チリ紙で作ったコヨリの結び目を目の前でかざして『バカ落ちれ〜〜〜!』って言ってたんだってさ」
はあ?井戸に行って『バカ落ちれ~~~!』って言うのかい。
”ものもらい” の事を ”ばか” と呼ぶのは、爺ちゃん、婆ちゃんの故郷である、岩手、宮城の言葉だそうで、井戸に行って言う『バカ落ちれ~~~!』は、当時のおまじないだったんだね。
子供の頃は、ばっちい手でゴシゴシ目をこすっていたから、よく、めっぱになりました。
おかげさまで、今日になって旦那さんのめっぱは、ほとんど目立たなくなりました。
治ったのかしら・・・・・
はは〜〜ん、きっとどっかで『バカ落ちれ~~~!』をしたんだね。