北海道・札幌発・だべさ通信5

乳ガンの200人に1人は男性です

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町内の寄り合いが終わって帰り支度をしていたら、辻本さん(男性)が数人のおばさま達に囲まれています。
辻本さんが服の片方をめくり上げている胸のあたりを、おばさま達が目を皿のようにして見ています。
なになに、どうしたの?

 

 

わわ!それは左の胸の真ん中を、少し右上がりに一直線に切った20センチほどの手術の跡でした。
手術された事があるんですね。
ウチの婆ちゃんは2本もあるからもっとすごいよ。
でも、なにかが違う、なんだろう・・・・・・
おっぱいがない!

 

 

辻本さんの話しによると、今年に入ってから、おっぱいのしこりに気付いたそうです。
最近になって大きな病院で見てもらったところ、そのしこりは乳ガンと判明。
ガンを摘出する手術を受けたのが、2週間ほど前の事だったそうです。

 

 

乳ガンと聞いて、おばさま達の興味をひかないわけがございません。
”いつ頃からしこりに気付いたんですか?”
「えーと最初は、今年1月くらいだったかなー」

 

 

”そのしこりは、触ると痛いんですか?”
「いえいえ、な〜んも痛くもかゆくもないんです」

 

 

”何日くらい入院していたんですか?”
「手術も含めてたったの4日間ですよ」
”よ、よっかかん!!・・・・・・”

 

 

私も含めて、おばさまたちは、乳ガンの症状や手術方法などを詳しく聞きました。

「この手術のキズは縫っていないんですよ」
”縫っていなんですか〜!じゃあどうやってくっつけるんですか?” ジロジロ・・・
「テープを貼るんですよ」
”テープ??!!”

 

 

私達、女性チームは、辻本さんのおっぱいのないおっぱいに、増々熱い視線をあびせ、医学の進歩に、ただ驚くばかりでした。
辻本さんによると、乳ガンになる人の200人に1人は男性だそうです。
その後の治療も順調という辻本さんは、何事もなかったように仕事に復帰しています。よかったですね。

 

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