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札幌は仙台と同じ、今日、8月7日が七夕です。
同じ北海道でも、函館や根室など、7月7日の所もあります。
= はっちゃきだった ”ろうそくだーせー” =
「七夕になるとさ〜、 ”ろうそくだーせー”って近所の家を回ってお菓子をもらったよね〜」
おばちゃん、おじちゃんたちは、こんな話しをして、昔を懐かしみます。
”ろうそくだーせー” (『ろうそくもらい』という名前があるらしい)は、子供たちが家々を回る、ハロウィンそっくりの行事です。
子供たちが、近所の家の前で大きな声で歌うわけ。
”ろ〜そく だ〜せ〜だ〜せ〜よ〜
だ〜さ〜ないと ひっかくぞ〜
お〜ま〜け〜に かっちゃくぞ〜”
は、私が歌っていた滝見町内バージョン。
地域によって、少しずつ歌詞は違うようです。
本気で『かっちゃくぞエ~!!』と歌いました。
家人に聞こえるようにと、はっちゃき(一生懸命に)だったさ。
だって お菓子もらいたいっしょ。
うるさかったべね。それでも、家人は笑顔でロウソクやお菓子をくれましたよ。
そんな行事も、私の住んでいる地域では、とっくに過去の事になってしまいました。
= 今でも続く、北のハロウィン =
ところがここ数年、北海道の ”ろうそくだーせー” が、ハロウィンみたいで楽しそう!!って事で、ジワジワ密かに注目を浴びてきてるらしいのです。
今だにその習慣が続いていているという函館では、子供たちがやって来た時に渡すお菓子がいっぱい売れるんだと。聞いたところによると、”うまい棒” が大人気らしいです。
そして札幌の一部でも、行われているところがあるとか。
= 短冊は柳の木 =
北海道では、短冊は柳の木に吊るします。
柳は幽霊だべさって?
時々、柳の枝を持った幽霊が、うらめしいからロウソクだ〜せ〜や〜っと・・・・ちがいます!
柳に短冊を付けると、いいあんばいなんです!
北海道の殆どの地域で竹は生えないので、柳を使ったんでしょうね。
もしかしたら、我が地域でも”ろうそくだーせー” が 復活しちゃうかも。
そしたら、うまい棒をいっぱい用意しておこうかしら。
はっちゃきで歌った子がいたら、うまい棒、サービスしちゃうわ。