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小樽は坂の街。
汽車(列車)の窓から見えていた建物の景色が、いきなり屋根になったりする。
小さなスペースも無駄にしないように、ぴっちり建物が並んでいます。
昭和っぽいお店もあちこちにあってほっとする。
この出窓はきっと昭和のまんまでないかい。
子どもの頃に憧れだったクリームソーダは、今は500円なんだね。
あちこち歩いて一休みしたのはミレットという喫茶店。
以前も、KEY COFFEEの看板に引き寄せられて入りました。
その時も置いてあったインベーダーゲームが今も置いてありました、それも2台も!
もしかして使える?
と覗いてみましたら、操作板は取り外されていて、今はテーブルとしてもお役目のようです。
「オレはさ、コレやったんだわ。どんどん先に進むもんだから、いつのまにか回りに人だかりができちゃってよ」
と、旦那さんは自慢げだね。
私も棒の先に丸いボールが着いたレバーを、あっちこっちにギシギシと動かしてインベーダーをやっつけたけど、せいぜい2面め止まりだったわ。
コーヒーはすっきりした口当たりで飲みやすい。
最初のひと口飲んだ後には、ハ〜っと疲れが放出されました。
この建物の2階の窓がまあおっしゃれ!
中華ふうみたいなフチにギリシャ建築にでてくるみたいな柱っぽいデザイン。
この蔵の壁に付いている斜めの線は、以前、別の建物とくっついていた屋根の跡だと思います。
この建物は、母屋と蔵がくっついていますね。
現在、右側は床屋さん、左の蔦がいっぱいの蔵の部分は、空き家になっているようです。
明治40年に建てられたというレンガ作りの呉服屋さんです。
火事から守る為に、窓の内側に防火用の戸がついています。
この建物は歴史的建造物の指定を受けていて、今は別な会社が入っています。
最後はこちら、お風呂屋さん。
すんごくモダンな飾り付けをしていますね。
でも今はお風呂屋さんではありません。
このビルの1階には、前回紹介したラーメン屋さんが入っています。
小樽には、歴史的建造物の指定を受けている由緒ある建物が多い中、指定こそされてはいないものの、古き良き時代を忍ばせる庶民の建物がいっぱい残っていますね。
そんな中にこそ、北のウォール街を支えた小樽の礎があるのだと思います。
小樽の街の中をゆっくり歩けば、身近な建物の中に小樽の歴史を感じる事ができるのではないでしょうか。
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