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小樽にある南樽市場は、魚屋さんを中心に、肉屋さんや八百屋さんなどが沢山あるので、お店を見るのが楽しくてついつい色々買わさっちゃう市場です。
先週の土曜日は、500円券2枚で1本くじが引ける抽選会も行われていて、市場の通路は、商品を見る人と通る人でごった返していました。
買い物もそろそろ終わり,さっそくこの補助券を持って抽選会場に行こう!!
抽選会場はさすが人気、10人も並んでいたでしょうか。
今回の1等は・・・・イクラ!
イクラは無理でも、何か当たれば嬉しいな。
『焼きそば当たりました!』
なに、当たったのか?!
よっし私も。心の中でガッツを入れる。
前の方から
「誰か補助券欲しい人いる?」という声が聞こえました。
列から顔を出して見ると、先に抽選が終わった奥さんが、その後ろに並んでいた奥さんに、補助券をあげています。
やさしい奥さんだね。
するとまた、抽選が終わった別の奥さんが、
「券、いりませんか?あ、ハイどうぞ」
と並んでいる人にあげました。
なんという けなげな主婦の連携プレー。
余った券は、ハンパ券を持っている人に渡して使ってもらおうという、これぞ主婦の助け合い精神!!
カッコいい・・・・
つい、自分の持っている券を数えてしまいました。
7数か・・・・・
私も抽選が終わったら、
『どなたか、券使いませんか?』とカッコよく差し出そう。
私の前の奥さんまで抽選が回ってきました。
奥さんは抽選が終わると、並んでいる私の方を見て、
『補助券使いませんか?』と言いました。
「下さい!」
思わず、私が手を出しちゃったしょや。
ちょっと前までは、自分が誰かにあげようと思っていたくせに、『使いませんか?』の声にとっさに手が出ちゃうなんて。
で、でもさ・・・・「有り難うございます」・・・・・
これで補助券は8枚になった。
4本引ける!
補助券を下さった奥さん!私がんばります。
『4本引いて下さい』
シュ!・・・・
『5円が4本で20円です』
手のひらに乗った10円玉が2枚・・・・・・
しかし、いつかハンパ券を握ったその暁には、『どなたか、券使いませんか?』
このセリフを、かっこよく使ってみたいと、心に誓うのであった。