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写真の整理をする事にしました。
デジタルカメラのおかげで、とにかくバッシャバッシャとシャッターを切ればなんとかなるもんだから、写真の枚数だけはすごいです。
それがさ、写真を整理しているつもりが、”あら懐かしい”とか、”ほほう”とか、見ているうちに先に進まなくなっちゃいました。
昨年の秋に行った北海道開拓記念館内の写真にも、懐かしいストーブの写真があったりして、ついつい、作業の手が止まっちゃう。
いっそUPするのも、おもしいかも!?ネタにも助かるし。
という安易な考えもプラスされ、さっそくいくつかUPしてみる事にします。
冬の雪かき。私が育った昭和30年代の頃は、今のようにプラスチックのジョンバやスノーダンプがなかったので、竹で編んだジョンバが主役でした。(木のジョンバは使った事はないのですが)
毛糸の棒っこ手袋に雪が付くと、雪の重みで握りの竹の棒がクルっと回って、雪が落っこっちゃう。
子供にはちょっと難しいいジョンバでした。
たしか今でも、どこかで売られていたような気がします。
これは石炭ストーブで、背中にはお鍋ややかんを置く台がいくつも付いています。
さらに背負っているのはブリキでできたお湯のタンク。この中に円筒が通っているので、朝は、お湯を使って顔を洗ったりしました。
使い勝手がいいですね。
石炭は現在、日本で唯一、北海道の釧路に坑内掘炭鉱(釧路コールマイン)があります。
釧路市の沖合約7キロメートル海面下約250mの所で採掘しているそうです。
黒いダイヤと言われていた石炭は、今、再び、黒いダイヤになるのではと期待されていますね。
(北海道庁資料室)
写真、左下はあんかです。
お弁当箱が2つじゃないよ。
これは繋がっていて、中には石綿が入っています。
真ん中が凹んでいるっしょ、ストーブの中に放り込んで火を移した豆炭をここに入れてパクっと閉じる。
それから布袋やら毛糸の袋やらで包んで、布団の足元に入れます。
当時、家の中でストーブのある場所は茶の間だけだったから、寝床のあんかは暖かかくて夢心地だったのよ。
これも石炭ストーブなんだけど、ルンペンストーブって言ってました。
ルンペンてさ、放送禁止用語みたいな名前だけど、ルンペンだったんだから仕方ないもね。
このストーブは、石炭をびっしり入れて使います。
一度にボワワっと燃えるのではなくて、下にある空気調節によって、少しずつ長い時間燃やし続ける事ができるので、半日くらいは大丈夫でした。
同じルンペンストーブを、もう1つ用意しておいて、片方のストーブが燃え尽きると、煙突からスポっと外して交換します。
次の写真の手前にあるのが薪ストーブ。
一時は、ほとんど使われなくなったけど、ここ数年の薪ストーブのブームでまた売れているそうです。
薪は、生きているときに酸素を放出しているので、その分を燃料として燃やしてCO2を出しても、地球的にはプラスマイナスするとエコなんだそうです。
ストーブの背中にサイズの違う輪っこがあるでしょ。あれをお鍋のちょうどよいサイズの部分まで外してスポっと乗せると、お鍋やお釜がすっぽり入るってすんぽうです。
なんと、我が家の婆ちゃんの基地にも備えてあって、一昨年まで、お餅つきの餅米を蒸かすのに使っていました。
薪ストーブの暖かみって、心の中まで暖かくなるんですよ、ホント。
昔の事はよく覚えているのに、どーして最近の事は覚えられないのでしょうかね。