北海道・札幌発・だべさ通信5

古い道産子は札幌ですが札幌に行くという

髪を切ってもらいながら美容師さんと会話するのは楽しいね。
美容師になってから手稲に住むようになったという彼女。
「友人が『札幌に遊びに行かない?』って言うんですよ。ヘンじゃないですか?ここ(手稲区)だって札幌なのに」
って、手を動かしながら話してくれました。

 

 

へえ、若い人でもそう言うんだ・・・
髪をチョキチョキ切られながら、思わずクスって笑っちゃった。
『昔はね、手稲はまだ札幌市じゃなかったから(昭和42年合併)、今の中央区あたりに行く時は、みんな『札幌に行く』って言っていたんですよ。だから私のような年代の者は、今でも『札幌に行ってくる』って言っちゃうの』

 

 

「そうなんですか!手稲は札幌じゃなかったんですか!」
『きっとそのお友達の親ごさんとか、お爺さんお婆さんとかが手稲に古くから住んでいる方なんじゃないかしらね』
「だから友達も『札幌に行く』って言うんですね。なるほど!」
彼女はすんごく納得したみたいだけれど、私には『札幌に遊びに行かない?』って言ったお友達のお宅の方が,
なんだか懐かしい友人に会ったようで、ちょっと嬉しくなりました。

 

 

地域によって方言はあるけれど、もっと小さい単位の町や村の中だけで通じる言葉や習慣も、きっといっぱいあるに違いないよね。
そこにはちゃんと理由がある。それを知ると、なるほど〜  そっかあ〜 っと思わずうなっちゃう。
地域の人々の暮らしを、かいま見る事ができそうですね。


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