北海道・札幌発・だべさ通信5

札幌駅の駅員さんと男の子のいい話し

JR手稲駅から新千歳空港行きのエアポートに乗りました。
途中、札幌駅では数分の停車時間があります。
ひじをついて、窓からぼーっと眺める札幌駅のプラットホームは、あっちもこっちも人がザワザワしているね。

 

 

目の前のホームに、駅員さんが歩いてきました。
クルクルと丸められた赤い旗を両手で持って柱の横でスタンバイ。
そろそろ列車が入ってくるのかもしれませんね。

 

 

そこに、母親に手を引かれた3歳くらいのリュックをしょった男の子がヨッタヨッタと歩いてきました。
男の子はカッコいい駅員さんに興味があるようです。
たぶんね、駅員さんも、その視線を感じたんだと思う。
ほら、その子をチラと見たよ。

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駅員さんの前を通過したときには一目瞭然、手を引かれて歩きながらも、その子の首は駅員さん方向から動かない。
体は動いているけど、首はもっと見たいと残っているようなそんな感じ。
駅員さんは、どこに視線をやったらいいか迷っちゃう。
回りを見たり、その子を見たり。

 

 

バイバイ・・あら、男の子が手を振った!
そしたらね、駅員さんも、こりゃ振り返さなくっちゃって思ったんだべね。
姿勢はそのまま、でも旗を握っていた片手を放して、小さくヒラヒラっと手を振りかえしました。

 

そのまま通りすぎてくれると思いきや、母親が立ち止まりました。
柱に付いている時刻表?のようなものに目が止まり、何かを確認しているようです。
駅員さんをみつめ続ける坊や、駅員さんは、”この状態どうする?!” って思ったべね。
どうする?また手をふる?・・・・・・・・・・・・・・・・・
ほんの数秒見つめ合った2人・・・・母親は時刻表見終わったのかな、男の子はまた手を引かれて歩いて行きました。

 

 

駅員さん、ちょっとホっとしたかもね。
仕事と同じくらい緊張したかも。
でも、さっき男の子に振った手のあんばいは、ちょっと可愛かったですよ。

 


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