買い物帰り。
両手に荷物を下げた家までの距離の、なんと遠いことか。
大根、玉ねぎ、豆腐に卵。
旦那さんの車で行った時や、夏の自転車の時はなんてことはないけれど、この重さが、自分にかかってくるとなると、いくら足を交互に出しても進まない。
歩き始めは、健康のためにいいわあ~とか、紅葉がきれいだわあ~とか、季節の変化を感じる余裕もあって、詩人になった気分にさえなる。
けどね、だんだん荷物が地面に吸い付いてきて、寒さで鼻水が垂れてくるっしょ。
途中で、もうそんなこと、どーだってよくなっちゃう。
ああ、家まであと何歩?
1、2、1、2、と足を動かしても、景色が殆ど変わらないんだもん。喪失感さえ感じちゃう。
そしたらさ、大根、玉ねぎ・牛乳が、『ほーらほーら、思いべ~』と肩に食い込んでくるんですよ。
■ いつもの道も、知らず知らずに歩数が増えてる
時々、いつものスーパーからの歩数を数えたりする。
そうすると、家まではだいたい1400歩くらい。
国道までくると、あと700歩くらいかな・・・とか、ここあでくれば、あと300歩くらいとか、自分を奮起させるため、1、2、3、4、・・・と指を折って数えるわけ。
ところが先日、久しぶりに歩数を数えてながら帰宅したとき、あれれ?
1400歩を過ぎてもぜんぜん家に着きません。
家のドアの前にゴールしたときはすでに1500歩を随分過ぎていました。
■ 歩数が増えた原因は
なして?その考えられる原因は、
1)『道路が伸びた』
そんなことおまへんやろ~と思うっしょ。
それがさ、時々、荷物に振られてよろめく時があるの。
時々、蛇行歩きしているんだよねきっと。
2)『私の足が短くなった』
昔と比べて、背が低くなっているのは事実だ。
病院で3年ほどまえに、何十年かぶりで頭の上にコツンってやる測定器で身長を計ったときがありました。
「ぽぷらさんの身長は・・・・っと、ハイ150.0です」。
え!いつの間にか1.8センチ縮んでるじゃないか!
ちょうど150センチになっていたのだった。
この微妙~な差も、足の長さに影響しているのか。
3) 『数をかぞえ違っていた』
ありうる!
けど、何度か計ってみたんだもん。
4)『歩幅が狭くなった』これだ!最大の理由は。
気付かぬうちに、ちょぼちょぼ歩いているんだと思う。
しかも、時々つまづいて、その時は道路のせいにして振り返ったりなんかして、『なんだべ』とか文句を言ったりもしている。
きっと足もちゃんと上がっていないんだね。
■ 適正な歩幅の計算方法がある
歩幅には、適正な長さというのがあるらしく、その計算方法は、
身長×0.45
私の場合は身長が150センチだから、150×0.45=67.5cmという事になる。
身長のだいたい半分くらいだね。
そこで要注意!
歩幅、速度とも60代から急激に低下するらしい。
おお・・・60代から・・・・
そういえば、家までかかる時間も多少遅くなっている。
以前までは汽車(電車)の出発時刻20分前に家に出れば楽勝だったのに、今ではしっかり30分はかけているもね。
という事はつまり、自分は67.5cm以下の歩幅アンド遅歩きになっているという事か。
友人が、「50代なんて甘っちょろい、60代になってみ、すんごいから」
って言ってた意味の入り口が、目を覆った指の間から見えちゃった。
1日に6000歩とか10000歩とか歩くのがよいなんて言うけれど、重要なのは歩数に加えて歩幅とそのスピードだそうです。
筋力の衰えと同時にそれは始まる。
歩く事は筋力のバロメーターなのだ。
今度、また距離を計ってみよう。
よろけず、数を間違えず、少し大股を意識してフンフンフン・・・とテンポよく。
背の縮んだ分はどうすんのか?
ま、そのへんはしゃーないべさ。
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