北海道・札幌発・だべさ通信5

炊き出し訓練よし!

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災害時に行われる炊き出し訓練が、あるガス会社で行われました。
その様子をムービーで撮影する事になり、私はその雑用係で一緒に参加する事になりました。
内容は、自社の敷地内に避難してきた人達の為に、職員さんたちがスムーズに炊き出しができるかを検証するものです。
テントの下には食堂にあるような大きなガス釜とコンロが設置され、テーブルの上には飲料水も用意されました。
さあそれでは、実際に事が起きた場合を想定して、一連の動作をやってみましょう。

 

 

職員さん達はヘルメットをかぶり、丈夫そうな軍手をはいて(はめて)、声をかけながら小走りに動き始めました。
非常用の大きなガスタンクの扉を開いて、何やら操作をしています。
「準備よし!」
「ホース、伸ばします!」
「接続よし!」
「了解!」
職員さんの1人が、人差し指でガス釜のスイッチを力強く押しました。
ガチャッ
それから人差し指を大きく振り上げて、”絶対やったわよ” とばかりにスイッチを指差し、「スイッチよし!」
そうか、なるほど、連携しながら1つ1つを確認しながらやるんだね。
そうでないと、ホースが繋がっていない時にガスに火をつけちゃったりしたら大変だもね。

 

 

「ご飯炊けました!」
「よし混ぜろ」
「ハイ!」
フタを開けると、大きな湯気が固まりになって空へボワンと登りました。
若い職員さんは、その湯気を一度避けてから、さっそくご飯をほぐし始めたんだけど、
「あちち、あちち、こりゃ熱いっす」とか言いながら、両刀使いのしゃもじを引っ込めながらまぜまぜしています。
そうか、こんな大きなお釜だから、小さなしゃもじではご飯までの距離が近すぎて熱いんだね。
今後の課題1、大きなしゃもじを用意する。

 

 

さて、実践さながらの訓練は一応終わりました。
片付けが始まろうとした頃に、職員さんが、その場にいた私とカメラマンさんに、さっきのごはんを持ってきてくれました。
「さあどうぞ、食べていって下さい」
あ、ありがとうございます。ブルーシートに座ってさっそくいただくとしましょう。

 

 

頂いたご飯を、となりに座ったカメラマンさんの前に置いて「はいどうぞ、ご飯よし!」
と指差し確認。
「はい、ありがとうございます、ご飯よし!」
カメラマンさんも、私に習って指確認。
「はい次、ぶた汁よし!」
「はい、ありがとうございます、ぶた汁よし!」(北海道では ”トン汁” ではなく ”ブタ汁”という)
「お箸よし!」
「はいお箸よし!」
ちょっとふざけて食べたけど、実際にこんな事が起きませんように。
非常用のタンクの扉は、訓練の時にだけ、開けてて欲しいもんです。

 

 

けれど、実際、指差し確認が必要なのは私の方かもしれない。
普段、 ”おや、ガス消したっけ?”   とか   ”あれ、カギかけたべか?” とか
先日なんか、 ”あれ?朝ご飯は食べたっけ?” だもんね。
それでね、さっき、夕食の支度の時にやってみました。
”火を消した、よし!”
でも、まだまだ修行が足りません。だって、ポーズちっちゃいもん。

 

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