北海道・札幌発・だべさ通信5

熊のツッペも取れる春

スポンサーPR


 

冬眠していた熊が目をさます季節になりました。
いつか見たテレビでのお話なんだけど、知床の漁師のおじさんたちは、時々ヒグマが海岸にやってくるのを見るそうです。
でも
「あっち(熊)もこっち(おじさん)も、いるなーくらいにしか思わないから、全然危なくないよ」って言ってました。

 

 

ところが観光客の人がある日、偶然小熊に出会ったもので、あまりのかわいさに、お菓子をあげてしまったんだと。
それを見ていた地元の人が怒りました。
「あんたたちがエサをやったら、その熊は大人になっても絶対人に寄って来る。そしたら、人も熊も不幸になるべや」
観光客は、注意された事に腹をたてて、乗っていた車のドアを思いっきりバターンと閉めて行ってしまいました。
なんちゅう車を大事にしない人達だ!

 

 

ヒグマは冬ごもりの間に、ネズミくらいの小さな赤ちゃんを、普通は2頭産むそうです。
ところが最近では、3頭の小熊と一緒の母熊も目撃されて、人と熊との共存が増々心配されています。

 

 

ところで、冬眠している間のヒグマは、一度もウンチはしないそうです。
しかも、お尻にツッペ(栓)もしてる。
初めてその事を知ったときはもうびっくりしたもね〜。

 

 

熊は、冬眠するという時になると、固いウンチになるものを選んで食べるそうです。
それが、栓の役目をするんだと。
人間がやったら便秘になってもう大変なんだけど、冬眠している熊の体の中はまったくなんともない。
悪い菌が増殖する事もない。
春になって、食べ物(クマザサなど)を食べるようになると、ちゃんとツッペが取れるそうです。
熊の体って不思議ですね。

 

 


<狸小路にて>

 


人気ブログランキングへスポンサーPR