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いつもの坂道を自転車を押しながら登っていました。
あら、白バイ？
登り坂の少し先に、黒い乗用車と、その影に白バイが止まっているのが見えました。
白バイは乗用車の後ろにぴったりつけて、転手さんとおぼしき男性と隊員さんが歩道で話しをしています。
あんな大きなオートバイをあやつってスピード違反なんかを捕まえちゃうんだから白バイってカッコいいなあ。
高速道路もスイスイ走っちゃうんだろうなあ。
この隊員さん、見た目もカッコよかったらどーしよ〜。
隊員さんの顔は、男性と街路樹の影になっていて、よく見えません。
それに、ヘルメットをかぶっているし、下を向いて何かを書いています。
自転車を押す手にも力はいっちゃうわ。
いよいよ白バイに近づいてきました。
普段の顔を装って自転車押しながら、実はパーマの毛先まで好奇心全開！！
すぐ横を通過する時、白バイ隊員さんが顔を上げました。
あ、見えた！
おじさん・・・・・
多少ぽっこりお腹の大きめサイズの方でした・・・・
ガク・・・・
現実は、昔やってたテレビドラマのようにはいかないのだ。
（アメリカのテレビドラマ ”白バイ野郎ジョン&パンチ”っていうのがね、カッコよかったわ
け。）
我に帰って反省反省。
