北海道・札幌発・だべさ通信5

砂糖は北海道のビートから作られる

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お砂糖の原料と聞いて、何を思い浮かべますか?
サトウキビ?北海道の人なら『ビート』を思い浮かべる方も多いと思います。

 

 

日本のお砂糖の自給率は35%くらいだそうで、サトウキビから作られる砂糖(甘しゃ糖)はそのうちの2割。残りの8割は、北海道の『てん菜(ビート)』から作られているそうです。
『てん菜』は 『ビート』とか『砂糖大根』とか、呼び方は色々ありますよね。

 

 

形は大根というより、どちらかと言うとカブの親分みたいな形です。
ちょうど今頃は、ビート畑からゴロゴロ収穫の真っ最中。
昨日、『2016農業・農村フェスタ In 赤れんが 』に行ったとき、このてん菜を初めてこんなに間近で見ました。

 

 

「さあ、どうぞ、試食してみて下さい」
係の兄さんが、ビートをスライスしたものを出してくれました。
パリパリ・・・歯ごたえは普段食べる大根より固いね。
でも、少し噛むだけで、ん〜〜〜〜甘い!!お砂糖だ!!
思わず目が丸くなっちゃった。

 

 

”一番精製されたのが上白糖やグラニュー糖と聞いた事がありますけど・・”
と聞いてみると、お兄さんは、
「そうなんですよ。精製の、純度が高いのが上白糖で、三温糖は、煮詰まった最後の方なんで、焦げ色がつて、茶色なんですよ」
な〜るほど!!
ビートから絞られた汁は、精製する段階で、色んなお砂糖になるんですね。

 

 

 

それにしても、私はもどかしい。
だってだって、サトウキビと言えば、畑の風景がそりゃそりゃ有名。
青い空の下でサトウキビが風に揺れる風景は絵になります。
だから歌にもなっちゃう
♩ざわわ、ざわわ、ざわわ〜〜〜さとうきび畑は、たわわ、たわわ、たわわ~~~♩

ビートだって、緑の葉っぱが遥かに広がる畑の風景は、北海道の大きな空によく似合います。
けれど考えてみると、私はビート畑にちゃんと行った事がありません。
車窓か、ちょっと車を止めて眺める程度。
しかも、ビートの大事な部分は土の中だから、見えるのは葉っぱだけ。
私と同じように、ちゃんと見たことがない人は、他にもたくさんいるのではないでしようか。初めて見た人は、『この野菜、何??』って思っちゃうよね。

 

 

日本の砂糖を、こんなに沢山作っているビートを、もっと有名にしたい!
そんなふうに、思いました。

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