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旦那さんが、脚立に軍手を履かせている様子を見て、思わずカメラを向けました。
「なにしてんだ、こんなところ写真に撮って」
だってさ、めんこいしょや。
昨日は脚立が必要になるかもしれない仕事だったので、念のための用意です。
脚立に軍手を履かせるのは、建物に脚立の跡やキズをつけないようにという配慮からです。
べつに軍手じゃなくてもタオルでもいいんだけどね、軍手だとスッポリはめやすいでしょ。
みんなグーして、これからの仕事に気合いを入れて”エイエイオー！”ってやってるようにも見えるし、いつまでたってもあいこのジャンケンをやっているようにも見える。
脚立が必要になった時は、ちょっと重い旦那さんを皆のグーで支えるんだよ。
室内の作業をしている業者さんの脚立を見た時は、ちょっと脚立の足元も見てみて下さい。
もしかしたら、軍手のグーが頑張っているかもしれません。中にはパーもいるかもネ。
