PR
茨城から、ゴロンとしたレンコンが届きました。
北海道民にとって、レンコンは、ジャガイモやタマネギといった北海道を代表する野菜にくらべて、ちょっと影が薄いです。
野菜売り場のセンターに置かれることは殆どありません。
私はあまりレンコンは好きではありませんでした。
お弁当やお惣菜などに入っているレンコンは繊維っぽい感じがするし、歯ごたえが固いんです。
だから今まで、一度も買った事がありません。
ところがです!
数年前、茨城のおばさんから送られてきたレンコンを、最初は消費のつもりで食べてみてからなんと、人生が変わったのです!
そのしっとりさっくりとした歯ごたえ、噛むほどに口に広がる味わいは、今までぬれぎぬをきせてたレンコンさんごめんなさいでございます。
煮物にしても、天ぷらにしてもいい。
天ぷらには少しだけ香味塩をまぶすとさらに美味しいです。
そこで気づいた事は、物事は知ってるつもりでも実は全然違うんだよという事です。
私が今まで食べた、たった何度かの情報で、『レンコンってあんまり美味しくない』と決めてしまった事が大間違い。
それはもしかしたら、何日もスーパーの棚で過ごしたものかもしれないし、加工されて、水に入れられちゃって味が落ちたものだったかもしれない。
北海道の、たとえば ”とうきび(とうもろこし)” でも、 ”アスパラ”もでも同じ事が言えるよね。
農作物は、もがれた瞬間から、生き延びようと体の糖分をんどん使い果たすそうだから、遠くのスーパーに並んだ頃には、果物のようなとうきびの甘さも、皮をむかずに食べられるアスパラの柔らかさも、なくなっているかもしれないのです。
”北海道のトウモロコシってさ、あんまり美味しくないよね〜”なんて言わないでね。
本当はめっちゃ甘いのよ。
アスパラだって、もいだ時は、汁がしたたるほどに瑞々しいのよ。
『レンコンてさあ、あんまりおいしくないよね〜』
なんて言ってた私は、世間知らすにもほどがあったのでございました。
今日はさっそく、煮物と天ぷらにして食べました。
『レンコンてさあ、本当はめっちゃ美味しいもね〜』
今までの分も、宣伝しなくっちゃ。