北海道・札幌発・だべさ通信5

葉を飛ばされて季節を知る

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石垣島から友人夫婦が帰省しました。
先日の台風2号は、人も吹き飛ばされるくらいの凄さだったらしいけど、大丈夫だった?
「風速50m以上の風が吹いてさ、近所の木なんか、みんな葉っぱが飛ばされてしまったよ」
へ〜!葉っぱがみんなちぎれちゃうくらいの風が吹くのか。
むかーし子供の頃見たディズニーの漫画で、木が風でちぎれそうになりながらも、まるで弓のようにビュンビュン反り返っていたシーンが浮かびました。

 

 

北海道は、台風が上陸する前に、ほとんどが低気圧に変わってしまうので、道民はあまり台風の怖さを知しりませんでした。数年前にめずらしく上陸した時は、免疫力のない私たちは、初めて台風の正体が怪物であったのだと実感したんです。

 

 

「でも木はね、葉っぱがみんな飛ばされちゃうから、また”新しい葉っぱを出そう”って思うんじゃないかしら、季節の変わり目みたいにね」
な〜るほど!南国は、夏ばっかりの区切りのない所だと思っていたけど、木々達は、葉を吹き飛ばされる事でちゃんと季節を感じていたのかもしれないね。
それどころか、台風がやってくると、人がアカを落とすように、木は葉っぱを落としてもらうために、わざと葉っぱをヒラヒラ〜ヒラヒラ〜とさせたりしてたかもしれないゾ。

 

 

北海道の木々が、しばれる冬を耐えた者だけが若葉を芽吹くことができるように、南国の木々も、巨大な台風に耐えたものが、次の世代につないでいくことができる。ということなのかもしれないね。

 

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