北海道・札幌発・だべさ通信5

赤ちゃんと私の脂肪チョッキ

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児童会館で、小さな子のお世話をするお手伝いをしてきました。
こう見えても、私はすでに3人も育てている大ベテランなのだからして、1時間半のお世話くらいへっちゃらだい!

 

 

さっそく、可愛い女の子がおっちゃんこして(お尻を床につけて座って)、おままごとのカップをくれました。
それをもらって、コクコクっと飲むマネをして「美味しいね!もう一杯下さいな」と言うと、またカップをくれました。
「ん〜おいちいね!」
今日はなかなかいい調子だわ。この子が私になついてくれて助かった。
前回は、私の顔を見て逃げちゃった子もいたもんね。

 

 

「じゃあ次は、お腹がすいたから、パンを下さいな」
・・・と、お皿にセルロイドのパンを乗せようとしたとき、背中にドカっと衝撃が!
なんだ?振り返ると、小さなガキ大将が私に体当たりしてきたのでした。
ガキ大将は棚の下に潜り込み、秘密基地みたいに自分の陣地にしています。

 

 

「あら、お父さんおかえりなさい。今日は疲れたでしょ。肩でももんであげましょうね」
棚の下に潜り込んでいるから彼はもう逃げられません。
コチョコチョコチョコチョ
キャ〜〜〜〜・・彼は小さな家の中で転げ回りました。

「あら、あれはなにかしら?」一瞬こちょばすのをやめて(くすぐるのをやめて)遠くを指さすと、彼はなんだろうを首をのばしました。
それ、コチョコチョコチョコチョ!!!!
フイをつかれて再び転げ回った彼は、ついには遠くの方へ逃げちゃいました。

 

 

さてさて、おままごとの続きね。
と思ったら再び背中に一撃が、ドン!!ウウ・・・
本気でしょや。
でもね、おばちゃんは脂肪チョッキを着ているから、そのくらいはへっちゃらさ。はっはっはっは。
「お父さん、お帰りなさい、肩をもんでさしあげますわ」コチョコチョコチョ・・・
キャ〜〜〜〜

 

 

・・・しかし、これが5回、6回と続いていくうちに、じわじわとダメージがでてきたみたい。
私の脂肪チョッキは耐久力には弱かったのだ。なのに、彼はますますパワーアップしちゃってる。
「あなた、朝ですよ。早くしないと汽車(列車)に遅れますわよ。起きて起きて!」コチョコチョコチョ・・・
キャ〜〜〜〜

 

 

”みなさ〜〜〜ん、お片づけのじかんですよ〜〜〜!!”
おお、とりまとめ役のおばちゃん、いや天使の声!
は〜〜〜〜〜い!
”ではみなさん、一緒に『まいごのまいごの子ネコちゃん』を歌いましょう!”
は〜〜〜〜〜い!
子猫ちゃんの絵のウチワを揺らして

 

 

”まいごのまいごの子ネコちゃん〜〜♪”
それじゃあ皆さんさようなら。

今日はけっこうエネルギーを使ったから、きっと脂肪は減ってるね。
どれどれ体重計・・・・・・ガク・・・・
私の脂肪は彼の激突くらいでは、な〜んもさ。全然、へっちゃらだったのであった。

 

 

※北海道弁講座・・小さな子に離す言葉で、北海道では”ばっぱい”という言葉があります。
”ばっぱい”=”汚い”
『オモチャをお口に入れたら”ばっぱい”でちゅよ〜』てな具合に使います。
若い人は使わないかもね。

”おっちゃんこ”(お尻を床につけて座る)も、小さな子に話す言葉です。

 

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