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町内のマツお婆ちゃんに会ったのは久しぶり。
「暑いですねえ」の挨拶の後に、マツお婆ちゃんが
「このあいだ、へんな事があったんだよ〜〜〜」と話し始めました。
「電話きてさ ”ヤマモトマツさんですか” って言うから ”そうです” て言ったら ”お薬きてます” っていうから ”わかりました” って言ったら来てさ、3万円だっちゅうのさ。私、3000円しか持ち合わせがないって言ったら 持って帰ったんだよ〜〜」
「マツさん!もしかしたら ”送りつけ詐欺” だったかも! そうだとしたら、騙されないでよかったですね〜」
「ん、私はね、大丈夫なの。そういうダマシはいっさいお断りしてるから」
『そういうダマシ』ってマツさん、半分は騙されていましたよ〜。お金あったら払っていたかもしれなかったも〜。
したっけさ、今度はケイコお婆ちゃんに会ったわけ。
「暑いですねえ」
「ちょっとこないだ、ヘンな電話きたんだよ〜」ときた。
ん?ついさっき聞いたようなセリフだわ。
「”タカハシケイコさんですか?” ってい言うから ”そうです” って言ったら ”お薬のお届けです” って言うのさ」
ギョ!まるっきしマツさんと同じです。
「それでそれで?」
「私なんか強く言ったも、”ケイコ” じゃなくて ”ヨシコ” て読むんですよ!」
うわあ、本当の名前言っちゃったのかい。
「それで受け取ったんですか?」
「いやあ、息子に言ったらダマシだべって言われたも。私はそういうのには絶対にひっかからないから」
危ない!こんな身近な所にまで送りつけ詐欺が忍び寄っているなんて。
しかも、ヨシコお婆さんの電話番号は電話帳には載せていないそうなだから、
これはきっと、何かのリストが使われているのに違いないと思うのです。
以前、我が家で『料金着払い』で商品を注文した時、配送業者さんから
『”料金着払い”で荷物が届いていますよ』と確認の電話がありました。
お婆さんたちの言っていた”業者”というのは、薬の業者ではなくて、配達業者さんからの確認の電話だったのではないでしょうか。
皆さんも、すんごく気を付けて下さいね、私は絶対に丈夫だけど。
3000円ならあるけど3万円なはいし、もし ”せいこ”さんですか?って聞かれたら ”いいえ、きよこです!”って、キツく言ってやるもん!
※印お金を払っちゃったあとでも、8日以内なら返す事ができるクーリング・オフという制度があります。>
詳しくは全国の消費生活センター。