北海道・札幌発・だべさ通信5

1日限定40個の『母恋めし』と『アイヌの物語』

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『母が恋しい』と書いて、『母恋(ぼこい)』と読む。
そんな地名があるのが室蘭です。

 

■ 1日40個限定の『母恋めし』の中身は

今年5月、室蘭の道の駅『みたら』で購入した『母恋めし』です。
『母恋めし』は、テレビなどでも紹介されたこともあって大人気!
店員さんのお話によると、普通は、1日に40個しか作らないお弁当で、母恋駅と道の駅『みたら』などの数カ所にしか配られないそうです。
この日は、道の駅『みたら』に10個が入荷したそうです。

 

風呂敷に包まさってる(包んである)ところがいい感じ。お弁当のパックを開けると、中身がひとつひとつ、袋に入っています。

 

大きなホッキの切り身が入っているホッキ飯のおむすびが2個。
そのうちの1つは、ホッキの貝殻の中に入ってて情緒ある~。それから、香りがいいスモークチーズと、半熟がいいあんばいのくんせい卵(味つき卵)。
ナスのお漬け物。
口直しにハッカ飴が添えてあるところが、またいいんでないかい。

 

(おいしいたれ 田舎のプレスリーという万能タレも購入しました↓
醤油とソースを合わせたみたいな味でしたよ)

 

 

 

■『母恋』に秘められたアイヌの物語

そんな『母恋めし』のお弁当に、母恋にまつわるアイヌ物語のパンフが入っていました。

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”母恋の語源はアイヌ語の「ポク・オイ」(ポクセイ・オ・イ)ホッキ貝の沢山ある場所の意味です。
また、室蘭民話「チケウの海の親子星」では餓えに苦しむ村人のためにチケウの海(地球岬)に食べ物を探しにきたコタンの長老夫婦が神様の宝物、金屏風を盗みにきたと勘違いした番人に殺されてしまいました。長老夫婦を探しにきた娘の話を聞き間違いとわかった神様は村人に沢山のホッキ貝を与えました。アイヌの村人たちは、娘が何日もかかって、おとうさん、おかあさんを探したあたりを「母恋」と呼ぶようになりました。

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アイヌの物語を知ってから食べると、ひと味もふた味も、ホッキの味が心にしみてくるんでないかい。

 

『道の駅みたら』はこんなところ。

 

<母恋めし=1060円>

 

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