『北海道に生息しているカエルはエゾアカガエルとニホンアマガエルの2種類である』
と言われていたけれど、実は最近、トノサマガエルも札幌近郊での市民権を得てきているというお話です。
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トノサマガエルは本来、本州・四国・九州などに生息するカエルで、北海道には住んでいなかったとか。 それがどうして北海道に? 千歳水族館にいたトノサマガエルが教えてくれました。
トノサマガエルが北海道に広まったのは、学校の教材として持ち込まれたものが逃げて?広がっていたそうです。
北海道の子ども達が勉強する為のカエルなら、みんなでそのへんにいるカエルを捕まえるところから始めればよかったのに、どうしてわざわざ北海道にはいないカエルを教材として持ち込んだのでしょうか。
その時はまだ、生態系がどうの、外来種がどうの・・ということは、教育現場でもあまり取り上げられなかったのかもしれませんね。
子ども達の所にやってきたトノサマガエルは、生き物係の子ども達が世話をするために水槽のふたをあけたとき、ピョン!と外に飛び出してしまう・・・・キャー!と一瞬後ずさりするも、生き物係の子はがんばってつかもうと試みる。・・・・教室の床にじっとしているカエルにそーっと手を触れるを、カエルはいきなりピョン!と飛び跳ねる、キャー!・・・・・カエルがピョンピョン跳ねるあとから、子ども達が追いかけるも、怖々へっぴり腰の子ども達を尻目にカエルは教室の中をあっちにピョン、こっちにピョンと予期せぬ方向に飛ぶ。・・・・そこに、男の子が帽子をもってくる、名案!!・・・怖々と、帽子を持つ腕をめいいっぱい伸ばして帽子をそっとかぶせる、ヤッタ!・・・男の子が帽子をちょっとだけ持ち上げて様子を見る・・・・カエルはこの時とばかり光の刺す方向にジャンプ!!キャー!!!男の子は帽子を持って、ジャンプジャンプするカエルをおいかけ、ついに確保!!・・・・今度は逃げられないように帽子を窓際の酸そうまで持っていき、そこで帽子を広げてみる。・・・・するとカエルは水槽の水に落ちるどころか、ヘリのジャンプ!キャー!!!・・・・みんながひるんだうちに、開いている窓へジヤンプ!お日様の見える方向へと消えて行った・・・みんなは一斉に窓から身を乗り出し、カエルの行方を目で追うも、ああ、カエルはピョンピョンと学校の草むらへと消えていくのであった・・・・・・
なんていうストーリーかな・・・
北海道という新天地で暮らし始めたトノサマガエルたち。
北海道のカエルたちと、どうか仲良く暮らしてほしいもんです。