北海道マラソンが開催されました。
このマラソンに参加するためだけに札幌に戻ってきた長男を、今回も密かに見に行くことに。
しかも今回は小学校の頃から仲良しだったK君も、わざわざ走るために札幌に戻ってきたんですと。
そしたら2人分応援しなくっちゃ。
札幌の大通り公園を出発したランナーたちは、ちょうどわが町の手稲で折り返すので、そこで待ち構える事にしました。
今回も、さっそくランナーの現在地がわかる『応援ナビ』のアプリをスマホに入れて2人を登録。
スタートしてから携帯の地図上に2人の赤い丸印がピッピッピ・・・動き始めましたよ。
そろそろ折り返し地点にやってくるってんで、旦那さんに折り返し地点のある新川べりまで送ってもらい準備万端。
応援ナビでも集団の壁には はばまれる
スマホを握る私の両隣にいたのも、もちろん応援団です。
右にいた私よりちょっと年配とおぼしきおじさんはディレクターチェアに腰をかけ、携帯電話で誰かとやり取りしている様子でした。
リリリリ・・・「はい、いまどーこ走ってんのよ、なに、まだかあ〜?」
ガラケーのおじさんは、お目当ての選手の位置を誰かに確かめてもらっているようです。
はは〜〜ん 私の感じたところによれば、電話の相手はパソコンの応援ナビを見ながら選手の居場所をおじさんに説明をしているようです。
リリリリ・・・・「はい、なに来た? 近いのか?見えねえってば・・・どこよ〜〜」
どこまで〜も続く新川っぺり、おじさんにGPSに表示されるランナーの居場所を教える人は、なかなか大変そうです。
そのうち、おじさんと一緒に来ていた仲間の人が「あ、あっちにいる!!」と言って指をさしました。
「どこだーどこよ〜〜!」とおじさん。
「あっちだって、ほれ あ〜〜〜もう折り返してるべ」
「どこだーどこよ〜〜!」
南国の熱帯魚のようなカラフル集団の流れにはばまれ、とうとうおじさんは選手を見ることはできなかったようでした。
もし応援ナビはちょっとは助けてくれるけど、あの集団の固まりの中から見つけるのはなかなか難しいです。
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応援ナビの追っかけ点滅に騙されるな
左にいたのは小学生くらいの男の子と母親。
しっかりスマホで確認している様子です。きっと応援ナビのGPSを見ている様子。
「ねえ、パパ どこにいるの?まだこないの?」と男の子。
「あとちょっとかな」
「ねえまだ?」
母親はスマホを見ながら
「もう少しかな」
「パパまだなの〜?」
と思ったとき、ランナーの団体から父親らしき男性がこっちに抜け出して来ました。
「あ、パパ〜〜!!」
「疲れたあ〜〜やっと折り返しにきたあ〜 ハアハア・・・・」ヒザに手を置き腰を曲げて肩で息をしながらもパパは頑張ってる様子です。
「ナビ見ていたんだけど、まだかと思っちゃった!!」
「パパ、がんばって〜〜〜!」よっしゃあ〜〜〜バイバイ
応援ナビの追っかけポツポツは、細かい所はどーも信用ならんのです。
あの丸印は電波の具合かどうなのかはわからないけど、時々、勝手に休む時もあるみたい。
それで携帯を覗き込むと、慌てて動いたりなんかしてさ。
でも、パパに会えてよかったね。
私も前回、この動くポツポツをまるっきり信じたために
ポツ・・・ポツ・・・・あと少しで来るぞ〜〜・・・・ポツ・・・・きたきた・・・・ポツ・・・・
カメラ構え用意・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・ポツ・・・
通り過ぎてるじゃん!!飛ばしたんかい!!
ってことがありました。
ナビの細かな場所までの過信は禁物です。
ランナーが近くに来たとわかったら、とにかく目をまん丸くしてお目当てのランナーを探した方がいいということがわかりました。
ポツ・・・ポツ・・・きたきた・・・もうこれからはGPSより自分の目を信用しろだわ。
少しして、熱帯魚集団の中に長男熱帯魚を発見!苦しそうな表情をしながらも折り返し地点を通過しました。
がんばれがんばれ・・・・でも、やめてもいいんだよ・・・
GPSの丸印によると、K君もそろそろやってきます。
ポツ・・・ポツ・・・・来た来た・・・・ポツ・・・・そろそろだね。
またまた目を皿のようにしてK君を探す・・・・探す・・・・いない・・・いないじゃないか・・・見落としたか。
ん??K君か??
ナビで確認・・・あ、もう折り返していっちゃってる・・・・
やられた、またナビを過信しすぎたか・・・・
・・・と、ナビのせいにしたけれど、考えてみるとK君とはもう十数年も会っていない。
そういえば長男が言っていたっけ、「あいつもすっかりオヤジになってるからな」
あんなにめんこい顔立ちのK君でも、オヤジの顔になっているのかな。
そりゃあ、なるか・・・・私だってババアになっちゃったしな。
私はすっかり大人になったK君に気付かなかったんだと思います。
応援ナビを疑ってごめんね、ちゃんと教えてくれてましたよね。
でも一応、殆ど正確・・という事にしておくわ。
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