北海道・札幌発・だべさ通信5

自分の腹の虫がおさまらない人たち

午前中のスーパー。衣料品のコーナーに、特売の長袖のTシャツが置かれているのをみつけたんです。
690円、安い。
さっそくグレーのTシャツを1枚手にとってレジに。

 

レジにはすでに、高齢のお婆さんがいて店員さんが接客中です。でも、なんだか様子が違う。
話が聞こえるくらいの距離をおいて後ろに並んで聞き耳をたててみますと内容が少しわかりました。

 

お婆さんはレシートを店員さんに見せて指をさし、”買った覚えのない商品がレシートに載っているのはおかしい” と言っているようでした。
でも、買い物袋をさげていないところをみると、いつの買い物だったのかな??
店員さんも困っている様子で
「私にはわかりません」と言うばかり。
これは時間がかかりそうです、買おうと思ったTシャツを元に戻しに行きました。

 

次にATMに行きました。
そこには、機械に設置された電話で話しをしてるお爺さんがいます。
大きな声で、「あんた、なに言ってんだかわからんよ、機械がおかしいなら、ちゃんと表示させなさい」
お爺さんは受話器をもとに戻してから、後ろに並んでいた男性に向かって、「この機械、壊れていて今行員が来るようだ、こういう場合は機械に表示させるのが常識ってもんだが」と力説しています。
言われた男性も戸惑い気味だね。

 

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ああ、なんだか切ない。
とにかく、自分の間違いは否定せずとも何かしらの正当性をアピールしとかんと腹の虫がおさまらないお年寄りがいる。

 

そういえば最近テレビを見ていると、何も面白くないのに、やたら大きな口をあけてガハハと笑う芸人さんたちを見て、”あんたらはテレビを見ている人を笑わすのが仕事だろうに、こっちはなにも面白くない。不愉快だ、とチャンネル変える自分がいる。
あらやだ私も勝手に怒っているっしょ。

 

別に腹をたてなくってもねえ。
面白いと思う人が見ればいいだけの話なのに。
もしかしたら、このとき出合ったたお年寄りたちは明日の自分かもしれないと思いました。

 

昨日はJRバスに乗ったんですけどね、立っている私に、後ろからポンポンと肩を叩く人がいるんです。
見ると、ちょっとイケメンの若い青年が、自分が座っていた席を立ち
「こちらにどうぞどうぞ」と言って席を譲ってくれました。
ありがとうございます。きっとこの青年は次のバス停で降りるんだね。

 

ところが、彼は次のバス停に着いても降りません。その次のバス停でも。
も、もしや私、お年寄りか??
おお この瞬間、私もお年寄りの仲間入り。

 

 

自分も腹の虫がおさまらなくなったときはどうしましょう。
他人にぶつけないぞ!でもぶつけちゃうかも。
いやいやそれはまずいから、、虫は殺虫剤でなんとかしないと。

殺虫剤?
人はそれを「「お寿司」」と言う。

 


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