今日は朝から真夏並みの晴天。
ガガガ・・・朝8時半、三郎爺ちゃんが軽トラックにでやってきました。
荷台にはオレンジ色のポリタンクと発電機とホース。それから畳1畳ほどのベニア板にブルーシートを張ったお手製の板が乗っています。
今日は私、除草剤を噴霧する任務のサポートなのだ。
爺ちゃんは近所のアパートの周りに除草剤を撒く仕事を頼まれたんだけど、いつも手伝ってくれている人が都合が悪くなったらしい。
それで三郎爺ちゃん夫婦と我が家の婆ちゃんが仲良しだったという繋がりで、嫁の私が急遽ピンチヒッターとして採用されたってわけ。
『おはようございま〜す』
「いやいや姉さんどうもどうも、悪いねえ」爺ちゃんはすっかり薄くなった頭を撫でながら言いました。
現場までは車で10分ほど。
爺ちゃんは車をアパートの敷地内に止めると、荷台のベニア板を降ろし、発電機をスイッチを入れる。ガガガガガーーーーー
「したらさ、オレがコレまっから(私が除草剤をまくので)姉さんコレ持って(私がベニア板を立てて持って)隣さかからんようにして(隣の家の方に薬がかからないようにして)」
わかりました。
かくして爺ちゃんはアパートの周りに生えている草めがけて除草剤を噴射。私は板を持って準備オッケー。
少し進むと、「ハイ!」と爺ちゃんが声をかける。
”板をずらして” という合図だね。
少し進むたびに「はい!」という掛け声に答えて、私も『ハイ!』とベニア板をずらします。
爺ちゃんが一歩踏み出すたびに、オーバーズボンの膝に開いた小さな破れ目がフカフカ開くのがカッコイイ。
「はい!」『ハイ!』 「はい!」『ハイ!』
日焼け止めをべったり塗った白い顔に広いツバの帽子をかぶり、軍手にマスク姿でベニア板を持ちながら移動している自分と爺ちゃん。
場所を移動するときは、その度にホースを巻き上げる。
その手つきも慣れてきて、なかなかいいサポートをしているんでないかい。
お互いの息が合ってきた頃に、3棟のアパート周りの作業は終了です。
爺ちゃんは、土手の上から降りる時に、一度だけフラっとよろけて、「歳だな」と自分を叱りました。
それから爺ちゃんはベニヤ板を荷台に乗せたあと、慣れた手つきロープをギュギュッと縛りました。
「やれやれ終わった、したら帰るべ、姉さんすまんかったね」
いえいえなんもさ、実は私、2回もよろけたんだよ。
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お疲れさまでした
暑い中ご苦労様でした
貴地が列島の中で一番気温高かったとか
お二人の阿吽の気持ちが良くあっておられる様子、とてもよく伝わりました
三棟のアパート周りの散布、結構広い範囲ですね
熱中症にならずに終了、良かったですね お二人ともお若い!!!!
片思いさんへ
こんばんわ。今日も暑い日でした。それでも、昨日の最高気温を記録した佐呂間からみれば涼しく30度だったようです。
知り合いのお爺さんな慣れた手つきで作業をこなし、私はやっとという感じ。
おかげさまで無事に終わることができたのでほっとしています。
これから夏に向けての暑さが気になるところです。
体調には十分気をつけたいですね。