北海道・札幌発・だべさ通信5

健康寿命は73歳、後の約13年間の不健康期間をどう生きる

明日は婆ちゃんの命日です。
葬儀の時はすんごいドカ雪で交通がマヒ。車は渋滞、タクシーは捕まえられない、さらには飛行機も欠航。
葬儀を終えて自宅に帰る時も、雪かきをしないと家に入れないという状態で、本当に忘れられない葬儀になりました。
『さすが婆ちゃんだね』と家族はみんな苦笑い。
早いもので、あれからまるまる2年です。

 

 

最後の数年は、入退院を繰り返し。それからはまた、長い入院生活。
長女の妊娠がわかってからは、『おっぴーさん』(婆ちゃんの生まれた地方では ”ひい婆ちゃん”のことを言うそう)になることを楽しみにしていたけれど、その夢は叶いませんでした。
婆ちゃんが生きていた頃は、病院でも、役所でも、介護に関係する手続きでも、『続柄』の欄に、何度『長男の嫁』と書いたが数え切れない。
そして、婆ちゃんは私たち夫婦のことを誰かに話すときには、いtも「若い人たち」と言っていました。

 

 

遠い昔、私が旦那さんと結婚した時から続いた『嫁』は、もう跡形もなく消えてしまい、婆ちゃんがいなくなって2年が過ぎた今、私は『バーバ』になりました。
だってさ、小さな王子から見ると『お母さん』は長女なわけで、私の立場は『バーバ』だもね。呼び方を分けなくっちゃいけない。
いつの間にか自分でも言っちゃってるから恐ろしい。
「ほーら、バーバのところにおいで・・・」なんてさ。
まるっきり、世代が繰り上がり、私は婆ちゃんと同じ立場になりました。
『嫁』という立場だけを考えてみると、正直、楽しいことはそんなに多くはなかったけれど、自分が上の立場になった今、ふと何かが頭をよぎる。
” 次は私の番かいな ”・・・・ ブルブル・・・っと身震いしちゃう。

 

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北海道民、女性の不健康期間は12,92歳

 

厚生省のデータによると、健康寿命と言われる年齢は、北海道民の女性の場合は73,78歳
そのあとにやってくる不健康期間と呼ばれるものは12,92歳だそうです。
(男性の健康寿命は、71,04歳。不健康期間は8.8年。)
ちなみに、全国では、女性は73.62歳、男性は70.42歳でした。

 

 

婆ちゃんを見ていると、確かに不健康期間はそのくらいだったかもしれません。
婆ちゃんが経験したその長くて辛い時間を私はずっとそばで見ていたので、これがもし、自分の未来だとしたら、かなりキツイだろうなあ。
健康寿命というものがどれだけ大切なものかということを、婆ちゃんは身をもって見せてくれたわけです。

 

 

少しでも不健康期間を短くするにはどうしたら良いのでしょうか。
婆ちゃんは、毎日、畑に出て体を動かしていましたし、どちらかといえば粗食の方でした。
一般的に言われていることは、
○ 運動  ○睡眠  ○バランスの取れた食生活  ○楽しいと思う趣味を持つ  ○世代の違う人たちとの関わりを持つ
だそうです。

毎日、数時間もパソコンに向かって作業をしている私だもの、もしかしたら婆ちゃん以上に長い不健康期間を過ごすハメになるかもしれない。だったら、長く生きなくてもいいなあ。
数日前から大量の作業が入り、パソコンに向かう時間が長くなりました。なんとかお正月までに終わせねば・・・・
こうして、健康寿命が短くなるのかな? ああ願うことはただ1つ『ピンピン コロリ』。

 

いつの間にか、外は真っ白になりました。
予報では、明日は断続的に雪が降り、大雪になる恐れがあるようです。
やっぱし婆ちゃんはやってくれる。

 


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