層雲峡温泉朝陽亭までは札幌から無料送迎バスで
北海道復興割を利用して、同級生の景子と、初めての層雲峡温泉に行ってきました。
層雲峡までは札幌から213キロあるそうですが、私たちが泊まった朝陽亭では、なんと札幌駅から無料送迎バス出ているのでとても助かります。
バスは札幌駅北口の鐘の広場を12時に出発。
高速をひたすら走り、途中、砂川サービスエリアと比布(ぴっぷ)大雪パーキングエリアで休憩をとり、ホテルに到着したのは午後3時を過ぎた頃でした。
途中から雪が降り出し、層雲峡はすでに真っ白!
夕方から風が吹き始め、目の前の木がユッサユッサと右に左に揺れ出しました。
ヒュ〜〜〜〜ピ〜〜〜〜〜ヒュルヒュル〜〜〜
谷間から向かってくる風が、あっちこっちで大きな音を出している。
この音は、強い風が細い枝など円柱状のものに当たったときに、その風下(かざしも)側にできる規則的な空気の渦で、『カルマン渦」』というんですと。
棒を強く振り下ろすと、ビュンと音がしますよね、それと同じ原理だそうです。
夜になると益々風は強くなり、カルマンの渦たちは ”どうだ ” とばかりに大きな木をゆっさゆっさと揺らしながら谷間を ま〜飛び回る飛び回る。
いきなり窓の向こうにやってきては、大きな窓をガタガタと震わせ、ヒュルヒュル〜〜〜〜どうだすごいべ〜〜・・・なんて こっちをちょっと驚ろかして飛び去っていきます。
景子が言いました。「いや懐かしい。ここまで大きな風の音を聞くは久しぶり。窓も凍ってきちゃったし、昔の家思い出すわ」
私もそう思うったところでした。
子供の頃は、吹雪の夜に聞くこの音は怖かったよね。
それに、窓の隙間からよく雪が吹き込んだしね。
そうしているうちにも、さっきまで見えていた向こうのホテルも山も川も、闇と白いもので、しだいに見えなくなっていきました。
さ、お風呂いくか。
外はそんな天気でも、温泉は心も体も暖かくしてくれるもね。
帰りのバスは、朝9時半出発です。ちょっと早いけど仕方がない。
朝まで続いた吹雪もようもやっと回復したけれど、吹きっさらし状態で、時々地面から雪が舞い上がっています。寒!
バスに乗り込んだら、こんなに寒いのに数人の従業員さんが見送りに出てきましたよ。
ちょっと小太りのお兄さんなんか、寒さのせいか縮こまってる。早く出発してあげないと気の毒です。
”” さようなら〜〜 ”
手を振る従業員さんたちの後ろで、林のてっぺんがゆっさゆっさと揺れました。
おお〜〜!銀世界!
さっきまで降っていた雪が、山に粉砂糖をまぶしたみたいです。
そうか、カルマンたちはイタズラじゃなく、この景色を作りたかったのかもね。
だとしたら、昨日の迷惑は撤回しちゃう。キレイキレイ。
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子育てと介護を終えた景子と毎年のように出かけるようになって はや十数年。
優しい家族の後押しがありがたいです。
また明日から頑張ろうっと。
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