ネジバナは、草むらや道端などの、よく日の当たる所に咲きます。
このネジバナも、暑さなんか気にならないのか、綺麗なピンクの花を咲かせていましたよ。
1本の細長い茎に沿ってネジれながら花を咲かせるから、名前もネジバナってなったんですね。
ネジバナは右も左も気にしないらしい
クルクルと茎の周りを回転するように花を咲かせるネジバナですが、右回りと左回り、一体どっち周りにクルクルしているのかと思いましたら、なんと、どっちもアリだそうです。
写真を見てみると確かに。
2本のネジバナの回転の向きが違う!
本当、びっくりだね、右端のネジバナが下を向いているのもびっくりだけどさ。
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右巻き、左巻きの定義
ところで、この2本のネジバナ。
右と左の花はどっち巻きなのかわかりますか?
ツルのようにクルクルと巻きついて成長する植物はたくさんありますが、イザどっち巻きかと考えた時には、その見た方向や考え方によって左右が変わってしまいます。
例えば右側のネジバナの場合、下の花から茎に沿って指を動かすと左巻き。
でも上の花から指を動かすと右巻きです。
一体どっちなんじゃ!って思ってしまいますよね。
これは昔から学者さんたちを悩ませていた問題だったらしく、図鑑によっても、左右が違う表示もあったそうです。
現在では、考え方として『ネジに見立てた時にどっちに回してネジを押し込むことができるのか』ということを考えて、右巻きと左巻きを使い分けることが主流になっているんだとか。
右のネジバナの場合で説明しますと、まず、ネジバナをネジに見立てる。
花は花ではなく、ネジのミゾです。
ほ〜らほ〜ら、もうあなたにはネジバナではなく、硬い金属のネジにしか見えなくなりました。
それを持って、壁に当ててグリグリと回してみてください。
どっちに回しますか?左巻きですね。
それでは左側のネジバナはというと、右にグイグイ。そう、右巻きです。
そう考えてみると、もう悩むことはないですね。
それにしても、ネジバナは何が理由で右巻き左巻きを決めるのでしょうか。
ネジバナ自身に、そこんところも聞いてみたいですね。
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