昨日は、夕方から札幌の街まで出る用事がありました。
大きな雪がワサワサと頭や肩に、紙吹のよう落ちてきては、じわっとにじむ。暖かい雪なのか。
傘は・・・・いらないや。
北海道は、湿った雪が降る期間はそれほどないので、あまり傘をさす習慣がありませんでした。
今はすぐ溶ける雪でも、時間とともに気温は下がり、夜にはサラサラ雪に変わっていることも珍しくないしね。
サラサラ雪は、パパっとほろえばいいだけのことです。
逆に傘をさしている人を見ると、北海道の人じやないのかな・・・なんて思ったものです。
それがここ数年、地球温暖化が原因なのか、湿った雪が降る確率が多くなり、そうなると傘も必需品です。
バス停で5分くらい待つ間にも、髪が洋服が濡れてきたみたい。
バス、まだかな・・・まだかな・・・・こうなると、やっぱし傘が必要か・・・・・
あ、バスが来た。
そういえば婆ちゃんが元気な頃は、冬が近くと、いつの間にか傘が傘立てごと物置に移されていたっけ。
冬の北海道には傘は必要なかったもね。
北海道の昔のことを見たり聞いたりした時、私はどうしても、今の時代の環境を基本に考えてしまうけれど、実際は、今の北海道よりもはるかに寒くて厳しい環境だったに違いないね。
だってさ、私が生きている時間の中でさえ、札幌が昔のようにしばれる日は少なくなったように思うもの。
しばれた鉄を触るとくっついてしまう寒さは、ひと冬に何日あるかしら。
暖かくなることが良いことなのか悪いことなのかはわからないけれど、美味しいブリが北海道にもやって来てくれるようになったことは、自分にとってはちょっとありがたい。
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