北海道・札幌発・だべさ通信5

『やりマス』 『取りマス』 どっちなの

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先日摘んできたヨモギで、お餅をつく事になりました。
「のし餅の他に、あんこ餅も食べたいべよ」
という事で、二升の餅米をといで”うるかし”ました。

 

 

我が家には、婆ちゃんが嫁に来たときにはすでにあったという先祖代々からの一升マスがあります。
おお、ちょうどここに計量カップがある!!実はね、以前から、ず~っと思っていた事がありました。
それは爺ちゃんから聞いたマスの話。
「昔はなあ、物々交換が当たり前だったべ〜。したら、ちょっと”なまずるい”(悪賢い)ヤツんところでは『やりマス』と『取りマス』っちゅうのがあったんだわ。『やりマス』はほれ、少しでもやりたくないべさ、だから一升よりちょびっと少なく入るようになってんだなあこれが。それでな、もらう時はいっぱい欲しいべさ、だからちょびっとマスをでっかくしてるってわけよ」

 

 

そこで、どうしても聞きたくて聞いてみました。
「爺ちゃん、ウチにあるマスはどっちなの?」
「さあ、知らなねえなあ〜〜」爺ちゃんはニヤニヤして、どっちなのか教えてくれませんでした。
今こそ検証するときがきた。カップでちゃんと計ってみましょ。
だいたいさ、この小さな立方体の中に、カップ10杯が本当に入るんだべか。

 

 

一杯・・二杯・・三杯・・・六杯・・8杯・・おお〜 なんだか予感がしてきたわ。
10杯!ピッタシ!すり切り一升!!当たり前だけど・・・
だけどだけど、もしかしてもしかして・・・・と、心のどこかで”なまずるい”マスがあったらおもしろいのに・・と思っていたのでした。
それにしても、チョッキリ一升計れるマスってすんごいね。
幾度も幾度も人の手で計られたマスは、角が丸くなっていました。

 

 

 

 

内地(本州・・我が家の場合は岩手)から送られてくるお米は、いつも玄米です。
虫がつかないように、婆ちゃんがさっき、トウガラシを置いていきました。
今回の災害では、みな大丈夫でしたが、今年の田植えはいつもの年よりも少なかったようです。

 

 

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