北海道・札幌発・だべさ通信5

上砂川『炭鉱舘』の懐かしい住宅・・上砂川4

上砂川の『炭鉱舘』の中に、再現された炭坑住宅がありました。
家の回りの小物はだいたいわかりますよ、矢印の所にある輪っかに見えるのは煙突掃除に使う道具です。
竹を細く切ったもので、先っちょにはブラシが付いています。

 

長い竹の先っちょに黒いブラシが付いていて、煙突に入れてゴシゴシすると、内側に付いていた真っ黒いススが取れるってわけ。
年に1度か2度、父親が掃除していました。

ほっかむりとか、タオルで口をふさいだりするんだけど、なーんもさ、結局まっくろになっちゃう。

 

 

おお〜これは天秤棒じゃございませんか。
2つのバケツに通してある棒をかつぐと、一度にバケツ2つ分運べるってわけ。
天秤棒、50年前の私が見た使い道は、”こやし” を運ぶことでございます。
昔は、人糞も立派な畑の肥料でしたからね。

このお宅に置かれている天秤棒には、いったい何を入れて使っていたものかはわかりませんが、もし、同じ使い道で使われているのなら、玄関前は、ちとキツいんでないかい・・・・・

あら、薪は縛って置いたりはしませんよ。
みんなきっちり積んだものです。
なんだか小姑みたいに色々目についちゃいました。

天秤棒のすぐ右に、四角い板が立てかけてあるように見えますが、あれはそうではなくて、流しから出た排水を流す筒です。

むこうには杵と臼が置いてあります。
お餅をつくのはこれにかぎりますね。

 

 

玄関の障子がセロテープでとめてありました。
そこはやっぱりノリでしょ、ご飯を練ってつくったやつね。・・と思いながらも、家の中を拝見してみる。

こんにちは・・・・
あらあ、色々年期の入ったものがありますね。
奥のタンスや茶ダンスはアンティークで素敵に見えちゃうからフスビですね。
『今帰ったぞ』
『お疲れさま』
『父ちゃん,おかえり!』
暮らしの様子や道具が現代と違っていても、人の幸せ感は、どの時代も変わらないですよね。


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