北海道・札幌発・だべさ通信5

石炭を砕いていたのは水だった・・上砂川3

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上砂川の『炭鉱舘』。
炭坑が盛んだった頃の風景ですね。
何軒かが繋がった長屋の住宅は、その形からハーモニカ住宅なんて言われていましたよ。
なして知ってるのかというと、住んでいた記憶があるんだな~これが。
間取りまで記憶にあっちゃう。
きっと、昭和の中頃?あたりでしょうか。
ほら、ぼた山が見えますね。

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当時はおじさんたちがガガガって石炭を掘っていたのかと思いましたら、ガイドのおじさんが
「あ、これはね、石炭を掘っているんじゃなくって、石炭層までのトンネルを掘っているところなんですよ」と教えて下さいました。
ここで出た石がぼた山に捨てられていたんだね。

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上砂川には石炭を掘るための秘密兵器がありました。
当時の消防ポンプのなんと10倍の力で水をぶっぱなす、あ、放水いたしますポンプでございます。
この水圧の力でドドド~!と石炭を砕きました。
この方法だと、何かに引火してガス爆発を起こす心配がないという事で、世界で注目されたそうです。

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以前に聞いた石の先生の話によると、石炭は太古の植物が石になったものだから、植物の化石や琥珀(こはく=樹液が固まったもの)などがよく混じっているそうです。
それを知ってたらさ、ストーブにくべるまえに、はっちゃきで見つけたんだけどなあ。

 

 

手稲の長屋に住んでいた頃は、みんなそれぞれの家に石炭を置いておく場所、今で言う納戸みたいなスペースがあってね、冬になるまえにトラックがやってきて、おじさんがスコップでガンガン入れてくれました。
石炭の部屋はいい匂い。

 

 

今、石炭は再び注目されはじめ、栗山町では石炭の露天掘りが始まろうとしています。
石炭を燃やすと発生するCO2も、現代では高効率石炭火力の方法が進歩したし、石油よりもコストが数段安いそうです。

 

 

上砂川の石炭は、今ではすべて水没しているそうですが、もし容易に採掘する方法が考えだされたら、再び復活するかもしれませんね。
そたらさ、懐かしい長屋もどんどんできちゃう!・・・ワケないね。

『炭鉱舘』炭坑時代の住宅へ >>

 


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3 Comments

  1. 修行僧

    赤平の塊炭飴(かいたんあめ)知ってますか?
    ニッキが効いてて、なまら美味いさ。

    Reply
  2. ぽぷら

    修行僧さんへ
    「塊炭飴」知ってる知ってる!!
    石炭飴!って、私言ってた!
    いつだったかお店で見かけて、懐かしくて買いました。
    袋からつまみ出すときは、どれにしようか迷っちゃいます。
    なるべくおっきいのさがしたりしてさ。

    Reply
  3. 修行僧

    昔は駅の売店に売ってました。
    赤平の塊炭飴、深川のウロコダンゴ・・・砂川名物は?(笑)

    Reply

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