北海道・札幌発・だべさ通信5

お米を取り出す『脱穀機』と『とうみ』

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美味しい新米が出回り始めましたね。
我が家も、今朝は『ななつぼし』を炊きましたよ。
先日の『農業・農村フェスタ 』では、稲穂からお米だけを取り出す昔の道具が展示されていました。

 

稲

 

■ 米を稲からはずす、足踏み脱穀機

あらこれ、知ってる。
確か、足ふみが付いていて、踏むと手元のドラムの部分が回るんだよね。
ドラムにはひっかかりがついているので、そこに稲穂が当たると、お米だけが外れて落ちるというわけです。
旦那さんに聞いたら、「脱穀機だべや」(足ふみ脱穀機)だそうです。

脱穀機

 

 

■ 風を起こしてゴミや葉っぱを飛ばす『とうみ』

お米が稲穂から外れたら、次に使うのはこちら。
これはなんちゅうの?
「トミだべ」(とうみ)。

私が嫁に来たときは、まだ物置の隅にあったんですよ。
上から穀物を入れて、ハンドルをグルグル回すと、中に風が送られる仕組みになっています。
そうすると、軽いワラや葉っぱなんかが吹き飛ばされて、重たいお米だけが手前から落ちて来るという仕掛けです。
婆ちゃんたちは米農家じゃありませんでしたが、豆の選別に使っていたようです。

とうみ

 

 

昔の道具を見ていると、その仕掛けの面白しろさに、思わず ”なるほど〜!” と感心しちゃいます。
今の時代は、大きな機械で一度に、しかも大量にやってしまうから、お米になるまでの過程を見る事はまずないですね。

だからというわけではありませんが、私はそんな手間のことを、殆ど考えた事もありません。
道具が変わっても、行う作業の行程は、昔も今も変わらないはず。
新米を食べているときに、この白いご飯が自分のお箸の上にやってくるまでの道を、ちょっと考えてみるのもいいかもね。

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