平岸霊園にある『札幌市合同納骨堂』です。
納骨堂に納められている人達は、ひと昔前までは身寄りのない方が殆どでしたが、近年では墓のじまいをした親族の遺骨や、家制度のお墓を望まない人、少子世代で墓守をすることができないなど、様々な理由で、合同納骨塚を利用する人が急激に増えてきたそうです。
この納骨堂は設置してから20年以上、すでに6000体の埋蔵数を越えているそうです。
私の姉と義兄も、ここにいます。
そんな世の中の変動に合わせ、このたび新しい納骨塚が完成しました。
■ 新しい合同納骨塚の設置
新たな『札幌市合同納骨塚』は、既存の納骨堂のそばに立てられました。
中央に見える黒い『納骨塚』の碑は以前からここにあったもので、その後ろにある建物が合同納骨塚です。
シンプルな平屋の石造り。
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■ 遺骨の管理者が札幌市民であれば入ることができる
札幌市のサイトによると、納骨塚に入る人(亡くなった方)は札幌市民でなくても、遺骨を管理する人(骨を持っている人)が札幌市民であればよいそうです。
たとえば地方から札幌に来て働いている人が、故郷の親やご先祖をここの納骨塚に納めることはできるわけです。
現在、北海道の人口の約3分の1が札幌市民であることを考えると、これからますます合同納骨塚の利用は増えそうですね。
■ 一度入ったらもう出られません
平岸霊園の『札幌市合同納骨塚』に埋葬されたら、あとになって ”やっぱし別に移したい” って言ってもそれは無理。
札幌市のページには、”合葬のため埋蔵後の焼骨の引き取りはできません” と書かれています。
骨はみんなと一緒に混ざっちゃうってことなんだべか。
『合同納骨塚』に納めるときは、ちゃんと考えて納得することが大事ですね。
■ 駅近だから、便利がいいね
場所は地下鉄南北線「南平岸」駅地下鉄を降りてから徒歩10~15分くらいだから、気がむいたらいつでも会いに行けます。
春のお彼岸、北海道は、まだまだ雪に埋まっているけど、ここなら大丈夫。
平岸霊園はすんごく広いけど、合同納骨塚は事務所のすぐ裏手にあるので、あんがい便利ですね。
場所はよいのですが、事務所の開所時間は平日の8時45分~17時15分まで。
※受付時間:平日(月~金) 8時45分~16時30分です。
しかも、以前お参りに行ったときは日曜日だったため、お手洗いも使えませんでした。
(お盆の時期は別かもしれませんが)
お墓参りって、遠くから休みを利用して来る人も多いのではと思うのですが、日曜や祭日でも、せめてお手洗いは使えるようにしてもらいたいなと思いました。
とくに、お年寄りが多く来ます「もね。
詳しくは平岸霊園合同納骨塚の遺骨受入れについて をご覧下さい >>
霊園は、なんだかもう秋の気配です。
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