『遠い世界に』のコードハープ

ぽぷら

12年 ago

せいちゃんは年上の幼なじみ。私たち夫婦は随分楽しませてもらってる。
小さなお店バードは、昨日も、そんな私たちに居場所を提供してくれました。

あら？見た事がない楽器がある、いったい何？
すると、せいちゃんはおもむろに
「ああ、これはね、コードハープっていうんだよ」
と言って、すんなりかかえてボロロ〜〜ンと弾きました。

すごい！ギターの親分のような、力強い音色です。
「せいちゃん、コレ弾けるんだ！」
「まあね、ほら、こうやって、ココ抑えると、Cコード、Fコード」
ジャジャジャ〜〜〜〜ン
おお、簡単！！

「昔さ、『５つの赤い風船』（グループ名）の『遠い世界に』を聞いて、僕はこの音にシビれちゃったんだよ」
私たちの年代にとっては懐かしいフォーク時代の歌『遠い世界に』。
今でもすぐに歌えちゃう。その伴奏に、このコードハープというものが使われていたとは。

っていうか、せいちゃん、随分この楽器になじんでいるっしょ、馴染みすぎ！
もしかしてコレ、せいちゃんの？
「まあね、僕が持っててタンスの肥やしにするより、ここに置いてもらった方がいいと思ってさ。マスター、『遠い世界に』画面に出る？んん、それそれ」ジャジャジャ～～～～ン
せいちゃんは、肥やしになっていたコードハープの弦を張り替え、いつのまにかココに寄贈し、というか持ち込んでいたのだった。