北海道・札幌発・だべさ通信5

お巡りさんにかけられた魔法

PR

 

高速道路の料金所が近づいてきました。
「警察が立ってるぞ」
と旦那さんが言うので、後ろのシートから目をこらすと、道路の左側の小さなスペースに、お巡りさんが立っているのが見えました。
あ、目が合っちゃった。

 

 

料金所に侵入しようとしたとき、
今度は『止まってくださ〜い』と、こちらに合図をしているお巡りさんがいます。
もしやうちの車に?
あらやだ、なんだべこの急な緊張感。
悪い事はしていませんよ。
シートベルトだってほらちゃんとしてる。全員まじめだし。
旦那さんがゆっくりと停車して窓を開けると、息子ほどの若いお巡りさんが車内を覗き込みました。

 

 

『恐れ入ります、シートベルトの確認をさせて頂いています』
お巡りさんはそう言うと、前のシートに座っている旦那さんと次男のを見てから、後ろのシートの私の方を見ました。
・・・・・・
魔法にかかったように動けない。
・・・・・
『ありがとうございました。お気をつけて』
お巡りさんは、小さな敬礼をしました。
再び走り出す車。料金所のゲートも開き、再スタートです。

 

 

ほっ。
逮捕されるような悪い事は何にもしていないのに、なして動けなくなっちゃうんだべ。
事務所にやってくる息子と同年代の営業マンには、ついつい余計な応援トークを言っちゃうくせに、お巡りさんとなると、いつものおばちゃんトークがでてくる余裕など、みじんもない。
それどころか、逆に固まってるっしょ。
これはきっと、自分に後ろめたい事があるからだよね。
思い起こせば・・・・・・・思い起こさない事にします。

 

人気ブログランキングに挑戦中です!ポチっと押すとランクアップ!