北海道・札幌発・だべさ通信5

ちょびっと怖いもつの袋

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婆ちゃんは、そろそろ餅つきの事が気になり始めたようです。
今年も 婆ちゃんの秘密基地の薪ストーブで餅米を蒸かし、お餅をつく予定です。

「ねーな」
「何か探してんの?」
「袋よフクロ、いっくら探しても、ねーんだな~。どーこさしまったべか」
探しているのはビニール袋。ついたお餅は普通、台の上でのすんだけれど、厚手のビニール袋に直接流し込めば、そのまま密封されて、しかも粉いらずで重宝なんです。

「もし、見つからなくても買いに行くから大丈夫だよ」
「んだな~ 」

 

しばらくして行ってみると、置いてありました!
「見つかったんだね!」
「んださ。棚の上さ置いてあったもな」

 

まてな(几帳面な)婆ちゃんは、袋の中に何が入っているかを、ちゃんとマジックで書いておきます。
以前はね、中身の見えない紙袋に入れてあったんです。
『もつのふくろ』と書かれた紙袋が、年中基地内の壁にぶら下げられていたので、「もつ鍋』を時々食べる我が家では、何か動物の臓物でも入っているのか?ホルモンか?と家族はそれぞれ、ひそかにプチ恐怖を抱いていたのでした。

したっけさ、餅つきの時期がきて、 『もつのふくろ』の正体が判明!

以来、婆ちゃん以外、みんな、この袋の事が好きになりました。
「買わなくても いかったね、 『もつのふくろ』」
「んだな~」

 

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