北海道・札幌発・だべさ通信5

婆ちゃん帰宅

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茨城のおじさん(婆ちゃんの義弟)に会いに行ってた婆ちゃんが帰宅しました。
旦那さんが車のバックドアや横のドアを開けて頭を突っ込み、次から次と荷物を出していきます。ビニール袋や箱やバッグ、大きな段ボールや紙包みがどんどん現れてくる。おお~すんごい、海賊の宝箱みたいだね。
車から降りた婆ちゃんが、曲がってる腰をぐぐーっとまっすぐに伸ばしました。
「いやいやすまんかったね、行ってきましたよ、あ~あ」

 

 

「今日は午後から風が強かったから帰りのフェリー、揺れなかった?」
そう聞くと、婆ちゃんは口をつぐんで黙ってしまいました。
旦那さんが手を横に振ってから、ヂェスチャーをしています。
え?んん、波が・・高くて・・ほうほう、ご飯がダメで・・・え~!あらあ~~~・・・・・・・・
帰りのフェリーでは、北海道が近づくにつれて波がうねって、とうとうダウン、義姉に面倒をみてもらったようです。

 

 

「んだども弟ったら、いつもは1杯しか飲まない酒っこば、3杯も飲んだんだよ~。よっぽど嬉しかったんだべなあ」
それはよかったねー。
それがこんな沢山のお土産になったんだね。
船酔いでダウンしたというのに、気のせいか、行く前よりも元気になっているみたい。
きっと顔を見て安心したんだべね。

 

 

世界がどんなに遠くたって、体が動けばそこに行く事ができるかもしれないけれど、弱った体では隣りの部屋さえ、世界と同じくらい遠い所になってしまうよね。
だから足が動くうちは、色んな所に行って、五感で何でも吸収して、沢山の記憶を頭の引き出しにしまっておきたいね。
そしたらいつか、その引き出しから引っ張り出せるかもしれないでしょ。
だから私も増やしたい!引き出しのサイズも大きくしたい!でも最近、今ある引き出しさえ開かない時がしょっちゅうです。きっともって(たぶん)それは『中年のもの忘れ』というサビだべね。

 

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7 Comments

  1. 野のはな

    ご無事な(でもないか)お帰りでよかったです
    お天気でも海は冬は時化ると聞きますから・・・
    時化から前回のにしんときたら連想するのが なかにし礼さんの
    兄だったか?にしん漁で 大損して地獄をみた話
    にしん漁で御殿が建つ時代もあったのでしょう?
      九州にはない魚ですね・・・痛みやすいんですかね?

    Reply
  2. MT

    >足が動くうちは、色んな所に行って、五感で何でも吸収して、沢山の記憶を頭の引き出しにしまっておきたいね。
    本当にその通りですね。
    このブログを読ませて戴きまして、
    今は亡き父方の祖母と
    母方の祖父母のことを思い出してしまいました。
    もっとも、私の祖父母の場合、汽車旅が中心でしたが。

    Reply
  3. ぽぷら

    野のはなさんへ
    昔はニシンで財をなしたという話しを聞きました。
    北海道にはニシン御殿が、今でもあちこちに保存されているんですよ。
    あんまり獲り過ぎたせいか、その後はさっぱりなくなって、最近になって、やっとまた獲れるそうになってきたそうです。
    保護する事なんか考えもしなかったんでしょうね。
    ニソンは青さかなだし、確かに、痛みやすいのもあるかもしれませんね。
    MTさんへ
    青函連絡船に乗られたんですね。
    私も昔乗りました。
    あとはひたすら列車でした。
    懐かしくなりました。

    Reply
  4. yumi

    こんばんは~
    おじさんは茨城なんですね、
    私の実家、茨城の日立です^^
    船酔いはつらかったけど、顔をみれて
    安心できて良かったですね。
    たしかに体が弱ったら隣の部屋でさえ
    遠いとこになりますよね。
    健康が一番です。

    Reply
  5. ぽぷら

    yumiさんへ
    そうなんですかー、私の叔父は土浦なんですよ~。
    近いですね。
    健康でなきゃ、何処にも行けませんもんね。
    婆ちゃんのように、元気で長生きしたいなと思います。

    Reply
  6. kakurega

    体はとてもお疲れでしょうが、心は楽しい思いでいっぱいですね。

    Reply
  7. ぽぷら

    kakurega さんへ
    そうだと思います。
    翌日、おじさんが、嬉しかったと泣いて電話をしてきたそうです。
    だから婆ちゃんも、行ってよかったと心から思っているtお思います。

    Reply

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