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「こわくて(しんどくて)歩けねえ」婆ちゃんの様子がへんです。
症状も聞いても、「なんだか肩からボワってなってんだか、こわくて(しんどくて)フラフラして全然歩けねえし、なしてこうなったんだか・・・」
つい、数日前までは、鉄パイプをマサカリで「ぶった切る」って言ってたくらい元気だったのに、今日はもう、背中を小さく丸めて歩こうともしません。
「お茶のむ?」
「いらね・・なしてこうなったんだか・・・」
「なにか食べる?」
「いらね、なしてこうなったんだか・・・」
まったく何も口に入れようとしない婆ちゃんは、ため息を何度もついて、こごまってソファーに横になったままです。
婆ちゃんの通っている病院には、ありがたい事に夜間もやっています。
若い先生が「お婆ちゃんどうしました?」と、耳元でゆっくりと大きな声で聞きました。
「先生、私ねえ、あーし(ヒザ)が痛いのさ」
あら、今回はそうじゃないでしょ、でも、いつも痛いヒザの事も、まず聞いてもらいたかったのでしょう。
「それからね、肩だか首だか、頭だかがこう、ばあ〜っとなって」
先生は「うんうん」とうなずきながら、クルっとパソコンに向かってパチパチ打っています。
「それに、わくて(しんどくて)歩けないんですよ」
「そうですか、それでは検査をしてみましょう」
それから、聴診器をあてたり、採血をしたり、点滴をうって自宅戻りました。
先生のお話によると、脱水症状で腎臓も弱っているらしいので、改めて病院に行く事になりました。
一夜あけても、婆ちゃんは、しょんぼり、何も食べません。
その時電話が鳴りました。「もしもし、はいはい、では失礼します」
「誰だ?」「○○のおばちゃんだったよ、お大事にってさ」
「なに、あの婆さんか!こないだなんかウチに来て、アレコレ文句ばっかし言ってやがった」
それから婆ちゃんは、自分の苦手な婆ちゃんへのうっぷんをず〜っと話しました。
「婆ちゃん、首の具合はどう?」
「あ〜、サロンパスが効いたべよ。もう痛くないなあ。たーだ、お腹が苦しくて、歩きたくないなあ」
なるほど、「肩だか首だか、頭だかがこう、ばあ〜っとなって」は、寝違いか何かだったようです。
そのあと、大好きなミートスパゲッティーを全部食べて、その間、コーヒーを3倍も飲みました。
食時をとらなかったのは、「なしてこうなったんだか・・・」と、ふさぎ込んでしまったからだったんだね。
夜になって婆ちゃんが、「母さん、コーヒーはダメだ、お腹こわしたも」といいました。
あら、そうだよね、コーヒーをいきなり3倍はよくなかったね、今度からは、ちょっと気をつけて、別なもんで水分とろうね。
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いやぁ〜いや、婆ちゃんが大事に至らなくて良かったですよ。
「病は気から」だったんですね!
婆ちゃんには、まだまだ元気に昔話を教えてもらわないとね!
季節の変わり目ですからね。くれぐれもお大事に!
秀じいさんへ
有り難うございます。
いろんな病気を背負ってしまうのは仕方ないですよね。
上手につきあっていけるといいなあと思います。