札幌の地下鉄東西線の終点はバスターミナルになっています。
エスカレーターがツーっと上がって、ターミナルの広いフロアが現れました。
よいしょっと。
エスカレーターを上がり終え、振り返って、我が家方面行きのバス乗り場を確認しました。
すると、おお!すでに停車してるしょや!
お客さんも全員乗っています。
待って!動くな、発車するな!
お願いだから待っててくださいね〜。
サササっと猛ダッシュ。
バスの前方から走っている私は、運転手さんには必ず見えるはず。
けなげな姿が見えるのだから、まさか無情にも目の前でプシュ〜っとドアを閉める事なんかしないよね。
はたして、バスはしっかりと私の来るのを待っていてくれました。
よっしゃ間に合った!
バスの自動ドアは開いていて、ササっと飛び込む事ができました。
握っていたサピカをピ!
セーフ!!・・・・いかったいかった。
ちょっとだけ、ハアハアと肩で息をしながら近くのシートにドッカと腰を下ろす。
私が乗っちゃえばもういいです、どうぞ動いて下さい。
シーン・・・・
ん?
シーン・・・・
ん?
エンジンがかかってない。
時計を見ると、バスは発車するまでには、あと2分の余裕のがあったのです。
ゆっくり歩いてこれたのにね。
そんなこととは気付かずに、必死にバスに猛ダッシュしたなんて。
私が乗り込んだあと、乗客のおじさんがひとり、ゆっくり余裕でバスに乗り込みましたとさ。
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