北海道・札幌発・だべさ通信5

アイヌのムックリを聞く・・・はっちゃきの旅4

PR

 

<ぽぷらツーリズム>最初の宿泊地、川湯温泉での夕食は、居酒屋さんで食べる事にしました。
この温泉街はこじんまりとしていて、ゆっくり散歩するのにちょうどいいね。

 

 

小上がりの窓から見える神社の境内では、お祭りの準備が始まったようです。
じゃあこちらも 「お疲れさまあ~!!」
私と景子のチームおばちゃんは、その日もひたすらおしゃべりだったもね。
景子の娘さんの典ちゃんは、長い時間の運転ご苦労様。仲良しの晴美ちゃんはナビ疲れたしょ。明菜ちゃんはおばちゃん達の話の相手をありがとね。

 

 

大皿に登場した 焼き鳥は、かじるとアチチと一度じゃ口に入れられない。
口元からよだれが落ちそうです。
げんこつのような焼きおにぎりは、ホクホクしてて香ばしい。あ、これはおかかご飯のおにぎりだわ。お腹いっぱいになっちゃったね。そこは『炉ばたまる八』というお店でした

 

ご飯を食べながらも、となりの様子が気になります。
そこに、スピーカーから声がしてきました。
”あ・あ、祭りが始まりましたあ~。まもなくアイヌの民族舞踊も始まります。どうぞお越し下さ~い!”
「うわ、私先に行ってるからねー」
景子をほっぽらかして、先にお店を飛び出しました。

 

 

アイヌ舞踊と歌が始まりました。
言葉の意味はわからないけど、誰かに話しを聞かせているような、そんなメロディーです。
アイヌの人達は文字を持たなかったそうだから「言葉」を口伝で残したそうです。
という事はアイヌの歌こそが、口伝でもあったのですね。

 

 

弦をはじくビュンビュンという音が広場に響きだしました。
これは ムックリという楽器で、竹製の薄い板にヒモがついていて、このヒモを引っ張ると、口の中で共鳴して音が鳴るというものです。

 

 

日が落ち始めると、闇はしだいに、ムックリの振動をより大きく、より遠くへ放って、そこに集まった人達の心臓を振るわせました。

 

 

私が子供の頃だからもう40年以上も前の事だけど、アイヌのお婆さんの口の回りに、大人の証という青い入れ墨があったのを覚えています。
日本には、北海道を中心に、関東まで住んでいたというアイヌの人達、今はもうみんな一緒になってしまったもんね。
北海道の土地の名前などには沢山アイヌの言葉が残っているのに、実際のアイヌ文化に触れる事はなかなかありません。

 

 

確かに存在している異文化を肌で感じて、不思議と気持ちが引きつけられてしまいました。
そういえば札幌も手稲もアイヌ語だそうだもね。
あ、そうだ、可愛いラッコもアイヌ語なんだってさ。

 


人気ブログランキングへ
ポチっとして頂けると嬉しいです。スポンサーPR