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「皆さん、オーロラって何か知っていますか?」
先生のお話が始まりました。
「太陽からやってくる「太陽風」と呼ばれるプラズマ粒子を、地球という大きな磁石が、北のS極、南のN極で吸い寄せているのです。この時、プラズマと空気がぶつかり光を放すのです。これがオーロラです」
ほうほう・・・なんだかちょっと、科学者になった気分です。
「僕は何度も見ましたよ。夏だって見られます。だってオーロラは1年中現れるのですから」
そうか、今まで冬だけオーロラが現れるのだと思っていたけどそうじゃないんだ。オーロラの現れる所が、南極、北極に近い所だから寒いという事なのね。
先生は、地球を遠くから観測したという連続写真を取り出しました。
「これは、僕が感激した観測結果です」
ニンマリ笑って、幸せそうです。博士というのは、自分の研究に恋をしているんだね。
それを見ると、北と南で同じ形のオーロラが現れています。
「ほら、すごいでしょ。地球という磁石が、北と南で引き寄せているから、北にオーロラが現れた時、同じ時間に、全く対称の形で、南にもオーロラが現れているのですよ」
という事は、もし北のオーロラを見ている人がいたとしたら、同じ時間に、南で見ている人のオーロラは同じ形って事!
地球はすごいな~。
「大気の8割である酸素とぶつかった時の色は、高い所では赤い色、低い所では緑色になります。2割の窒素とぶつかりあった時の色は青い色です。大きなオーロラが現れる時は、北極から遠く離れた北海道でも、高い所の赤い部分が時々見られるのです。だから、札幌からでも見えた事があるんです」
そうなの!北海道でも見えたという話しは聞いた事があったけど、まさか札幌でもあったなんて。
「つまり、地球は自分で、『私は空気を持っている星です。生命を育んでいる星です』と、宇宙にメッセージを送っているのです」
メッセージか、何だか素敵な話しだな。地球は青く光っていただけじゃなかったんだね。オーロラでメッセージも送っちゃってるなんて。
でもさ・・・誰に?・・・宇宙人?・・・こ、怖いんでないかい・・・
ワレワレハ・・スデニ・・オミトオシ・・ダベサ
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