最近、水滴の形のカプセルをかぶせた信号機を見かけます。
しかもこの信号機は縦型ね。
見た目オシャレで、ちょっと見は、ドラゴンクエストに登場するスライムが3匹重なっているようにも見える。
今にも、プルルと動き出しそうで面白い。
■ スライムの形は着雪対策のため
北海道や、雪が降る地域では、信号機の傘に雪が積もっちゃって、先日のような大雪になると、雪がぺったりくっついちゃって見えなくなる時があります。
雪の積もる面積を極力少なくなるように信号機が縦型になっているのは、雪の積もる面積を少なくする着雪対策の1つです。
さらに、最近よくみかけるようになったのが、LEDの信号機に取り付けられたこのカプセル状のカバー。
先がツンと尖っているので、雪がスルリンと落ちてしまう形になっているんですね。
LEDの信号機は、従来の信号機とは違って電気の量は節約できるというメリットがありますが、熱を発しないために、信号機に積もった雪が溶けにくいというデメリットがあるそうです。
そうした欠点も補う更なる手段として、このスライムのような形のカプセルを考えたのですね。
なかなかやる!
この他にも、カバーは付けずに、始めから斜め下を向いているLED信号機もあります。これだと、電気の光る部分には雪が付着しにくいわけね。
なるほどそういう手があったか!
ちょっとの工夫で、機械の役割は大きく進化するものですね。
北海道の雪は地域や温度によって、サラサラした雪もあればベタつく雪もあるので、一概に、どの信号機がよいのかは、今の段階ではまだまだ手探りの状況ではないかと思います。
けれど、なんでも色々やってみなきゃわからないもね。
いつもの町でも、ちょっとした発見をすると、おお!と楽しい。
雪の降らない地域に住んでいる方たちなら、この信号機を見ると、もっと楽しくなるかも。
札幌に来たら、スライムの信号機、探してみてね。
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