北海道・札幌発・だべさ通信5

ツララは窓を突き破る時もある

ありゃ~、このお宅は、屋根から下がったツララが内側に向いて壁にぶつかっています。
窓じゃなかったのがまだ良かったね。

 

ツララはまっすぐ下に向かって伸びるけれど、気温が上昇して積もった雪が屋根からちょっとはみ出ると、その根元部分が重力に押されて下がります。
そのとき、今までは真下を向いていたツララは、下がった屋根の雪によって内側に角度を変えて回り込む。

 

 

で、またちょっと屋根の雪がはみ出て下がると、またまたツララが内側に回り込む。
こうしてだんだんとツララが壁や窓に迫ってくるわけです。
ややもすると、ツララは窓を突き破り、ガッシャ~ンと割れてしまうかもしれないのですごー怖い。
窓が割れそうな危ないツララを見つけたときは、家の中から、ツンツンと叩いて割ってやらないといけません。

 

 

ツララができる大きな原因は、屋根に積もった雪が溶けること。
太陽の熱が屋根に伝わって溶けるのはもちろんだけど、家の中の暖かい熱が、屋根を伝って外に逃げてしまうことも大きな原因です。
昔の家は断熱材なんて入ってなかったっしょ、だからそりゃあもうでっかいツララができました。
昭和の子どもの頃のウチなんかすんごかったよ。
屋根から雪がドドドっと落ちて雪が溜まるっしょ、そこに、屋根から大きなツララがグワ〜っと下がるべさ。
まるで氷の滝か!?なんて思わせるくらいのでっかいのができました。

 

 

時代とともに住宅には断熱材が入るようになり、現在では寒冷地仕様の住宅が普通になったので、昔のような大きなツララのある住宅は殆ど見られなくなりました。

 

余談だけどね、子どもの頃はツララをよくペロペロとなめていました。
なるべく太くて長いツララを選んで学ちゃんとチャンバラもしたわ。
ツララって、だるま落としのようなフイの衝撃に折れやすい。
だからチャンバラのとき、気の短い私はいつも、先手攻撃で負けていたように思う。
あ〜1本欲しい・・・そんな気持ちがジワジワくるのは、もう一回、勝負がしたいからかもね。

つららタイムマシーン

 

昔の人は石狩川を歩いて渡っていた

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