ピンポ~ン。家のインターホンが鳴りました。
” ガヤガヤ・・・・ みなさ〜ん、ここが最後のおうちで〜す ”
来た来た、浴衣姿が可愛らしい女の子から、ベビーカーに乗った赤ちゃんまで。
今日は、町内で復活した行事 ” ろうそく出せ ” です。
” ろうそく出せ ” は、子ども達が家々を回ってお菓子をもらって回る習慣です。
当日集まった子ども達は26人だそうで、保護者の数まで合わせると総勢40人にもなるんでない?
玄関にでると、子供会のお母さんが言いました。
”みなさ〜ん、いっしょうけんめい歌いましょう~! ”
本来なら、” ろうそくだせ ” は、外で歌って家の中にいる人に知らせる意味があったのですが、今は、家人にご披露するのね。
私は子ども達の歌声を独り占めで聞く、なんとも贅沢で照れくさい観客です。
♩ ろーそくだーせーだーせーよお〜〜 ♩
うわあ、音量は予想以上の凄まじさ。
幼稚園の たんぽぽ組 ひとつくらいの人数が、私の目の前1mから大合唱。
しかも授業参観でもなかった至近距離。
♩だーさーないとひっかくぞぉ〜! ♩
その大音響の振動が、私のタレぎみのほっぺたが小刻みに震えた気がする。
去年よりも体が大きくなった分、声も大きくなったのかな?
♩おーまーけーにー くいつくぞぇ~ ピタッ! おわり
ほっ・・・・ハイ、ご苦労様。
お菓子をどうぞ・・・・・
「ありがとうございます!」はいどうぞ。
「ありがとう!」はいどうぞ。
「どうも、ありがと」はいどうぞ・・・・・・
子ども達は、可愛い浴衣を着ている子が何人もいました。
でも、目についたのが、子ども達が持っている可愛いいちょうちん。
小紋柄だったり、カラフルな縦模様だったり。
私が子どもの頃はみんな同じ模様だったよなあ。
ちょうちんの中にロウソクを灯して、上部についている針金の部分に割り箸みたいな棒を付けて持ちます。
この棒がね、なしてか緑色だったっけ。
嬉しくてね、つい、ゆさゆさ振りながら歩くっしょ。そのうち提灯に火が移ってボワ〜〜〜っと燃えて、おしまい。
今思えば危ないことしてたよね。
でも、それで、火は危ないもんだって覚えたのかも。
今の子どもちょうちんはLEDライトで安全です。
デザインも色々、楽しいね。
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子供のころオホーツク方面では「かっちゃくぞ」でしたよ。<時代?
私は可愛い小田原提灯を持たされた覚えがあるんですが
うちのダンナは空き缶でカンテラ作ったそうです。
そういえば、男子は空き缶カンテラ持ってたかも…。
もみじさんへ
「かっちゃくぞ」ん?
もしかしたら私、勘違いしていたかも・・・
スミマセン、来年よく確かめてみますネ。
空き缶でカンテラ、懐かしいです。そうそう、男子はカンテラでしたね。
その光でバッタが缶に飛び込んできましたっけ。
元気のいい土地ですね
昔の行事を復活される力があるのですね
私の育ったところには、無い行事です
似て非なるものとして、六地蔵さん祭りがありました
村はずれの六地蔵さんを綺麗にして、家々からお菓子等のお供え物を貰ったものでした
今はそれもなくなっているようです
t22tさんへ
『六地蔵さん祭り』、なんて素敵なおまつりなんでしょう。
いつも傍にいるお地蔵様を大切にしようという気持ちがこもっているのですね。
時代の流れで、昔のままとはいきませんが、復活してくれたらいいですね。
懐かしい!
函館生まれ(今は千葉在住)私の頃の歌は「竹に短冊七夕祭りローソク1本頂戴な♪」
その時は文字通り小さなローソクだけだったような・・・
その後札幌に移転し「ローソク出せよ 出さないとかっちゃくぞ!」荒々しい言葉にびっくり! 私の周りだけは函館式の優しい言葉を子供たちに教えて近所で広めました。その時はお菓子付きでしたね。
で今そのセリフではなく出せ!になったかと残念!
ミルさんへ
コメントありがとうございます。
函館生まれなんですね。
私は「ローソク1本頂戴な♪」の優しいフレーズ、いつだったか誰かが歌っていたのを聞いたように思います。
函館には、今でもこの習慣が残っているってテレビで見たことがありますよ。
うまい棒が大人気だそうです。
これからもよろしくお願いします。