PR
世界遺産と言えば、最近では富岡製糸場が有名になりましたね。
食べ物の世界にも「食の世界遺産」ともいわれる、国際スローフード協会が認定する「味の箱舟」というのがあるそうです。
数少ない固有の在来品種や、わずかな人しか作る事ができない調理法など、絶滅が危惧される食べ物を認定しています。
日本にも、秋田県の『ハタハタとしょっつる(H8/12認定)』や長野県のざざ虫(H19/3), 茨城県の赤ネギ(H20/10)、岩手県の安家地ダイコン (H17)などなど、「味の箱舟」に登録されている食べ物がいくつもある事がわかりました。
そして、北海道からも八列トウモロコシ 、札幌黄(タマネギ)、まさかりかぼちゃ の3品目が、すでに「味の箱舟」に登録されています。
そういえば子供の頃、母の実家の周りは、そこいらへんがず〜っとタマネギ畑だった事を覚えています。
通称『たまねぎ道路』って言われた道路もあって、当時はタマネギをてんこ盛りに積んだトラックがゆっさゆっさと通っていたんだと。
でも、時代は流れていくもので、タマネギの品種はどんどん改良されるし、札幌市内の畑も減って、札幌黄は殆ど栽培されなくなってしまったそうです。
普段は毎日のようにタマネギを食べているけど、品種の事などは、これっぽっちも考えた事がなかったもね。
その幻の『札幌黄』を、一皿に1個分も使っているというブルックスカレーというカレー屋さんがありました。
ほら〜〜この一皿に札幌黄が一個分も入っているんだって!
口の中に広がる甘みは、札幌黄の甘みなんだべね。
クラーク博士の後任として北大にやって来たブルック先生が札幌に伝えたという札幌黄。
明治から平成へと、ひたすらバトンを繋ぎ続けてきた深い味わいってこれか〜〜しみじみ・・・・。
どんなに貴重な食材でも、それを食べなくっちゃ栽培する意味がないもね。
ブルックスカレーは、札幌のスローフードを応援するカレー屋さんでした。
こちらがスタンダードカレー。
こちらがトマトカレー共に599円。
薬味についてくる札幌黄のお漬け物が、これまたいい感じ。。
ブルックスカレー食堂 手稲店(他にも数店舗あり)
札幌市手稲区前田6条13丁目2-1 トミイビル 1F(下手稲通沿い)
月~金 10:00 ~ 15:00(ランチ)、15:00 ~ 21:00(LO.30分前)/土・日・祝日 11:00 ~ 21:00(LO.30分前)
ぽぷらさんは精力的にブログを書かれていますね。
私は休みやすみですのに、日々 更新されててすごい。
札幌黄のカレーにお漬け物。あかんわ、貧困な
わたしには味を想像できません。
おススメされるくらいだから美味しいんでしょうね~
札幌黄の玉葱は一時幻の玉葱となりかけました。昔、職場に若い娘さんがアルバイトに来ていました。きれいな人で。ただそれだけでしたが、その人が辞めた後、職場の女性社員が言うには丘珠の玉ねぎ農家の娘さんとの事。悪爺ぃやのが月給1-2万円の頃、100万の着物を持っているとか。玉葱御殿の娘さんでした。なにか、カレーに溶けていった玉葱の様な話でした。スープカレーのように甘酸っぱく、少しスパイスが残ったです。
ざくぁざさんへ
今ではなんだか日記を付けるような感覚で、ブログをつけています。
どうしても思いつかないときは寝ちゃいますけどね。
タマネギのあれは、お漬け物というよりらっきょう漬??みたいな感じですね。
私も初めてでしたけど、なかなかオツでした。
チョイ悪爺ぃや さんへ
いつもながらチョイ悪爺ぃや さんの表現には関心します。
今でもタマネギ御殿のなごりと思われるお宅がありますね。
チョイ悪爺ぃや さんの甘酸っぱい思い出の甘さは、札幌黄だったのかもしれませんね。